戸建て住宅に続き、マンションでも太陽光発電対応が始まった。各戸に発電パネルが割り当てられ、余剰分は売電に回せる。高層マンションブームに乗れなかった中堅業者に商機到来か。 多摩や高島平と並び、首都圏を代表するニュータウンである光が丘。高層団地群に見下ろされ、一見すると地味な低層マンションが完成した。 中堅マンション分譲会社、タカラレーベンの「レーベンハイム光が丘公園」。6階建てで総戸数112戸の多くは家族向け。価格も、高くて3800万円台と近隣の物件と大差はない。しかし、屋上に上がると印象は一変する。日光を浴びて黒光りする太陽光発電パネルが、一面に敷き詰められているのだ。 戸建て住宅では“当たり前”になりつつある太陽光発電だが、分譲マンションでは、通路など共用部分のみを対象とするものが多かった。太陽光を家庭内の電力に使い、余剰分を戸別に電力会社に売電できるものは、この物件が首都圏で初めて。各