5月30日は「ごみゼロの日」。京都新聞は5月23日の記事で、京都市のごみ量について「16年連続して減少」と報じた。私はここ数年、京都市の「ごみ(ほぼ)半減」に着目し、全国の講演で紹介している。先日も「京都市は食品ロス削減対策がすごい」「ごみを半分に減らすという数値目標を立てて取り組み、しかも結果を出している行政はなかなかいない」と宣伝していたら、「行政がごみ削減やるなんて、そんなの当然(珍しくもなんともないん)じゃないんですか」というご意見を頂いた。私は、ごみが減るのが理想だけれど理想通りにはいかないのがデフォルト(標準)だと思っていたので、「当然」と言われて逆に驚いた。全国には多くの民間企業があるが、業績のいい会社もあれば、そうでない会社もある。目標を立てても、到達できる会社もあれば、到達できない会社もある。ではなぜ、行政だけが「できて当たり前」と言われるのだろう。 新・京都市ごみ半減プ