ロシアがキエフへの砲撃を開始した4日後のことだ。ウクライナでレストランを営む33歳のミシャ・カツーリンは、ロシアのニジニ・ノヴゴロドに住む父が自分に安否確認の電話を寄越さないことを不思議に思った。 「戦争が起こっているし、私は彼の息子です。なのに、父は電話してこないのです」と、33歳のカツーリンは言う。そこで彼は自分から父に電話し、ウクライナがロシアに攻撃されていることを知らせようとした。
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主権国家ウクライナに対するプーチンの暴挙は、明らかな国際法違反であり、ウクライナのみならず欧州および世界の安全保障体制を根本から揺るがしている。 最近、私は情報戦(IW: Information Warfare)について書籍『日本はすでに戦時下にある』(ワニ・プラス)を書いたり、講演することが多くなってきた。 情報戦は現代戦において最も重要で基本的な戦い(warfare)であり、「攻撃と防御の両方の作戦を含む、競争上の優位性を追求するための情報の使用と管理に関する戦略」と定義される。 この情報戦は、ロシアがウクライナを併合した時に採用したとされるいわゆるハイブリッド戦(Hybrid Warfare)の重要な構成要素であり、特に中国やロシアは重視し採用している。 情報戦は幅広い概念で、情報を使って相手のものの見方・考え方や行動をコントロールして目的を達成しようとする政治戦、影響工作(Infl
「覚えていることで、一番古いときの記憶はなんですか?」 これは精神科医が、患者の心理状態や考え方を学ぶためにする質問だそうだ。最初の記憶というのはその人の世界観の中核をなしている事が多いため、その人を知るためには役立つらしい。 私の最も古い記憶は2-3歳の頃だ。音楽が大好きな母とラジカセを持って、川沿いのベンチでカセットを聴いていた。 よく晴れていて母と一緒に音楽を聴いている時間が心地よかったのを覚えている。母が楽しそうに「これはサザンオールスターズっていうのよ」と教えてくれた。 その記憶のせいか、私はいまだにどこか楽観的で、のんびりとしている。母との最初の記憶がそのような世界観を作ってくれたんだと思う。 そんな母と、私はもう半年話していない。 「誰が陰謀論者だ!ふざけんじゃねぇ!バカヤローーーーーーーーー!!」とLINE電話で叫ばれ、ガチャ切りされて以来ずっと。 たしかに私は母を「陰謀論
感染症のリスコミはどうあるべきか、新型コロナウイルスではうまくいっているのか。 リスク・コミュニケーションや公衆衛生が専門の東京理科大学薬学部教授、堀口逸子さんにお話を伺った。 ※インタビューは3月24日夜に行い、その時点での情報に基づいている。 社会全体のリスクを下げるのがリスク・コミュニケーションーーまず「リスク・コミュニケーション」とはそもそもどういうものなのか教えていただけますか? 基本的にはコミュニケーションなんです。何についてみんなで意見を交換するのかといえば、リスクについてです。だから、あまり喋りたくないこと、触りたくないことについて、みんなで話し合って対策を考えたりします。 ーーあまり話し合いたくもないのだけれど、放っておくと大変なことになるからですね。 そうです。社会としてリスクを下げるために行うのです。 また、社会には色々な立場の人がいるので、ある人だけがリスクが下がっ
理学療法士の皆さまへ 平素より本会運営にご理解ご協力いただき、ありがとうございます。 2019年9月11日、半田会長より掲題の注意喚起を発信し、理学療法士の皆さまにもご理解いただけたものと思います。 SNSの浸透により個人でも簡単に想いや考えを情報発信ができるようになりました。その便利さは利用されている皆さまも実感されていると思いますが、一方で、社会問題となっているように、SNS上で事実誤認のある発言や誤解を招く表現などが散見され、名誉棄損や損害賠償責任まで発展している事例も見受けられます。 本会にも、国民の皆さまから理学療法士によるSNS発信に対してご意見が寄せられています。理学療法士を名乗っての発信は、閲覧者からは専門職の意見とみなされます。その背景が伝わらず、安全性や効果などの知識がないまま実践する方もいるかもしれません。 国民の皆さまの健康と幸福を実現する立場にあることを十分に自覚
2011年には、スウェーデン内にいる外国生まれはほぼ140万人、人口の15%を超えている。外国生まれの人と、スウェーデンで生まれているが両親が外国生まれである人を合わせると160万人だ。 と書いているが二つ目の文は正しくない。「スウェーデンで生まれているが両親が外国生まれである人を合わせる」と2011年の時点で186万人である。 最初に示したように、「移民」と区分される人々は多様である。にもかかわらず、その多様性を全く無視して論じようとすれば、白黒をはっきりさせた分かりやすい論評はできても、意味のある分析はできない。(確かに、日本の読者には「我々」「彼ら」の両極性の議論がすんなりと受け入れがちかもしれない。しかし、それは国内では多様なバックグランドを持つ人々に接する機会が少ないからだろう) このライターも、上に挙げた2つ目のリンク先の記事タイトルに「「我々」と「彼ら」の間の深い溝」という言
「オフ会から帰る際には駅から自宅までの距離を悟られないようにするため、帰宅報告ツイートは実時間とずらす」基本をTL諸氏に周知徹底した上で、敢えて帰宅ジャストの帰宅報告ツイートをかますのがバーストリンク攻防戦の醍醐味なんじゃないんですか 2012-07-02 23:21:29 via Seesmic 例えばオフィスが35階にあるとして、そんなビルは日本にほとんど無いというか、その気になれば誰でも数えられる数ですよね。「線が止まってる」「今日からノーネクタイ」「新人が配属されて10日」あたりを組み合わせれば、職場はほぼ特定終了、場合によっては部署すら確定できますよね。 2012-06-29 00:14:34 via Seesmic そんな極端な例を出さなくても、「警戒線上のホライゾン」みたいな誤字をやらかせば、「あ、法曹関係か不動産関係の人ですね」と察しがつくし、全く本人が意図せず気付きもしな
そんなことを、最近思うようになった。 ネットというのは、本当に凄まじいツールだ。数回のキータッチとクリックをするだけで、必要な情報を必要以上の量で出力してくれる。 出力された情報全てが有用かつ無害なものなら、これほど便利なものは無い。しかし、知っての通りネットの情報は玉石混淆。いや、比率としては石の方がはるかに多い。 見ず知らずの人のどうでもいい日常の記録。ペット写真。料理写真。 これらは、まぁどうでも良い。邪魔ではあるが、有害ではない。 問題は、今やネット上のあちこちに蔓延るネガティブな書き込みだ。 非コミュがどうのこうの。韓国がどうのこうの。売国がどうのこうの。あの作品は薄っぺらい。この作品が好きな奴は頭がおかしい。DQN。キョロ充。真面目系クズ――。 いつの間にか、Twitter、Mixi等々人の多いサイトは所謂2ch的な空気が支配しつつあり、その影響かこういう無駄に攻撃的だったり自
遅まきながらツイッターとファイスブックに登録し使用し始めたところ,便利な反面,これはたいへん危険なメディアであることに気づいた。 1.自家中毒 すでに周知のことであろうが,ツイッターでは自分にとって関心のある情報を集め,関心を持ちそうな人に向けて自分の意見や情報を発信することができる。 無限にある玉石混淆の情報や意見の中から,自分好みの情報や意見だけを集め,自己確認し安心を図るだけでなく,集めた意見や,それらにより補強した「自分の意見」を同好の士に向け発信し同調してもらい,自己確認と安心をさらに強化し,満足を得ようとするのだ。 これは意見の自家中毒である。ツイッターを使い始めたとたん,同調と同調による自己確認の抗うがたき心地よさと自家中毒の恐ろしさに慄然とした。ある意味では,ハッシシ以上に危ないかもしれない。 2.My朝日新聞 これに対し,新聞など伝統的メディアの特徴は,プロの目利きジャー
情報を集約し最適化したものを届けるキュレーションサービスが注目を浴びている。そうした中、東大の学生エンジニア集団が立ち上げた「Gunosy」がある。2011年10月にサービスをリリースし、先日の5月上旬にリニューアルをおこない、現在ユーザ数が順調に伸びているサービスだ。そのGunosyの開発者である福島くん関くん吉田くんの3人にインタビューをおこない、Gunosy立ち上げの理由やサービスにかける思いなどの話を聞いてきた。 3人の出会いとGunosyのきっかけ Gunosyを立ち上げたのは、福島良典くん(東京大学工学研究科システム創成学科専攻修士2年)、関喜史くん(同大、工学系研究科技術経営戦略学専攻修士2年)、吉田宏司くん(同大、工学研究科技術経営戦略学専攻修士2年)の3人で立ち上げたサービスだ。 3人は東京大学のシステム創成学科知能社会システムコース出身というつながりだ。高専出身の関くん
コンピュータは万能シミュレータなので、最初は紙ベースの既存のシステムを模倣する形で導入される。既存のシステムには、紙というデバイスの特性から発生した多くの制限事項があるが、最初は、この制限事項をうまくシミュレートすることが、コンピュータシステム導入のポイントとなる。 導入時には、その制限事項がユーザにとって助けになる。これが無くて自由度が高過ぎると、ユーザがそのシステムを理解することが困難になる。 しかし、そうやって導入されたシステムを実際に使っていくうちに、制限事項のシミュレーションは不要であることに、多くのユーザが気がつきはじめる。 やがて、紙(アトム)の制限を抜きにして、コンピュータ(ビット)が本来持っている自由度を生かして再設計されたシステムが作られるようになる。 アトム アトムを模倣するビット ビット 書類 MS-Office Wikiエンジン 手紙 メール twitter キャ
実際に試したことはないし、それを試みて成功している事例を耳にしたこともないのだけれど。 「あぁ」という体験のこと 自分は普段、患者さんのことを、病名と処方で思い出す。問い合わせに対して、その人の名前や住所を伝えられても、その患者さんのことを思い出せないのだけれど、たとえば「高血圧でブロプレスが処方されていて、」なんて情報が入ると、「あぁ」という想起がはじまって、その人のことを全部思い出す。 患者さん本人を目の前にしても、患者さんのことはしばしば思い出せないし、「あぁ」という体験は生まれない。本人というのは、生情報そのものなのに、「あぁ」が訪れない限り、薄い霧を隔てたような感覚が残ってしまう。たとえ患者さん本人がそこにいなくても、たとえば自分で書いた処方箋を見せられると「あぁ」がやってくる。その人の顔やしゃべりかた、おしゃべりの中で触れられたご家族のことなど、様々な記憶がよみがえることで、は
東電福島第一原発から約6キロ離れた福島県浪江町で3月12日朝、核燃料が1000度以上の高温になったことを示す放射性物質が検出されていたことが分かった。 経済産業省原子力安全・保安院が3日、発表した。検出された物質は「テルル132」で、大気中のちりに含まれていた。原発から約38キロ離れた同県川俣町では3月15日、雑草から1キロ・グラム当たり123万ベクレルと高濃度の放射性ヨウ素131も検出されていた。 事故発生から2か月以上たっての公表で、保安院の西山英彦審議官は「隠す意図はなかったが、国民に示すという発想がなかった。反省したい」と釈明した。 テルルの検出は、1号機から放射性物質を含む蒸気を放出する「ベント」の実施前だった。
【放射線・放射能対策】 基準値超のお茶、出荷停止できず 農水「飲用は薄い」VS厚労「検査必要」 – 産経 via Yahoo!ニュース 本当の「風評被害」を避けるために必要なこと – 当blog 何というか、「作物を売らなければ生産者の生活が成り立たない」のは理解できるんですが、その余計な後押しがさらなる深刻な「風評被害」を招く危険性があるということを農水省は全く理解していないようです。 何度でも書きますが、ここで無理矢理にでも基準値を超えた茶葉を出荷すれば確実に消費者全体に疑心暗鬼が広がって、基準値を超えた産地以外から出荷された茶葉も売れなくなります。そうして放射能汚染と全く無縁の産地までもが巻き添えを食ってしまえば、これは立派な「風評被害」です。「茶業界は商売を優先して情報を隠蔽する」という認識が広がれば、以後二度と日本の茶葉が売れなくなる危険性すらある愚行だと思います。 大事なことは
町山智浩 @TomoMachi この記事はひどいデマです。在米の皆さん、そうですよね? RT @MdMdTms: @TomoMachi この記事にあるアメリカで「反日感情が高まってる」というのは本当? http://ow.ly/4hfo2 2011-03-19 03:11:10 こちょうかずこ🔶スタンプ普及活動人 @staban3 デマです。みんな心配してくれています@サンディエゴRT @TomoMachi: この記事はひどいデマです。在米の皆さん、そうですよね? RT @MdMdTms: @TomoMachi この記事にあるアメリカで「反日感情が… (cont) http://deck.ly/~VeZEU 2011-03-19 03:17:18
2011年3月16日 14:46 Tom Vincentさん作成 元: Paul Atkinson 2011年3月15日6時55分 http://www.facebook.com/notes/paul-atkinson/japan-nuclear-update-british-embassy/10150111611771235 さきほど東京の英国大使館の会見から戻ってきました。日本の原発の現状についてでした。英国政府主席科学顧問(Chief Scientific Adviser)ジョン・ベディントン (Sir John Beddington)が代弁者をつとめ、数名の原子力発電の専門家も同席しました。日本の現状について、彼らの状況判断は下記の通り: ●比較的悪い場合(1個の原子炉の完全メルトダウンとそれに基づく放射性爆発の場合)、避難エリアの50キロは人の健康の安全を守るために十分な距離でし
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 大震災発生の翌朝から危機的な状態に陥った東京電力の福島第一原子力発電所。 地震発生から5日目の3月15日、政府は東京電力との統合連絡本部を東電本社内に設置した。 だが、遅きに失したのは明らかだ。記者は1号機で水素爆発が起きた12日から、規制・監督当局である原子力安全・保安院で取材を開始。事態が進展する中、逆に事態解決に向けた主導者の不在から官邸、保安院、東電という三者の間で危機管理のタガが次第に外れていくのを感じた。 3月12日15時36分。1号機で水素爆発が発生したとの速報をテレビが流した。 詳しい情報を得るために向かったのは、経済産業省別館の3階にある原子力安全・保安院(以下保安院)のフロアだ。 すでに電灯を自主的に消してあり、暗い建物の
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