彼らの歌は日本を覚醒する 彼らは貧困をラップにする。彼らを取りまく環境について、そして大物になってやるという夢をラップに乗せて歌う。 気づく人はほとんどいないが、彼らの歌の根底に流れるのは、自分たちが故郷だと思っている国で外国人呼ばわりされ、よそ者扱いされるという中途半端な現状に対する困惑だ。 メンバー6人のほとんどが日系南米人のヒップホップグループ「GREEN KIDS」の歌は、日本を覚醒させるという意味で重要な意味を持つ。それは、この国の移民問題や差別、アイデンティティ、社会から疎外された人々に光を当てるのだ。