iOS15.2ベータ2で利用可能になった、ユーザーの死後にApple IDのアカウントからデータをダウンロード可能な人物を指定できる「デジタル遺産プログラム」を、iOS15.2パブリックベータ3で試してみました。 ※記事中の機能や使用しているスクリーンショットは、取材に基づく特別な許可に基づき使用しています。機能やデザインは、iOS15.2パブリックベータ3のものであり、正式版では変更される可能性がありますのでご了承ください。 iOS15の新機能「デジタル遺産プログラム」 ユーザーが亡くなった後、Apple IDのアカウントにアクセスしてデータをダウンロード可能な人物を指定できる「デジタル遺産プログラム(Digital Legacy Program)」は、iOS15の新機能として発表され、iOS15.2ベータ2で操作画面が公開されました。 日本語版のiOS15.3パブリックベータ2以降でも
米Appleは8月8日(現地時間)、5日に発表した児童の性的虐待対策に関するFAQを公開した。この対策は米国でiOSおよびiPadOSのバージョン15の更新で実施される見込みだが、多方面からプライバシーを懸念する声が上がっている。 発表された対策は、「メッセージ」アプリで12歳以下のユーザーが児童性的虐待コンテンツ(Child Sexual Abuse Material、CSAM)を送受信しようとすると警告する機能「Communication safety in Messages」、iPhotoの「写真」にCSAM画像が保存されているとそれを検出し、アカウントを停止して当局に報告する機能「CSAM detection for iCloud Photos」、Siriや検索でCSAM関連検索をすると警告する機能の3つ(検出方法などの大まかな解説は関連記事を参照されたい)。 CSAMとは、米国連
見えてきた「次の形」 6月7日深夜(米・太平洋時間の同日午前10時)から、アップルの年次開発者会議「WWDC」が開催されている。基調講演で発表された今年の方針から、アップルが目指す「次の形」が見えてきた。早速、解説していこう。 新製品の発表がなかったことで落胆した、という人もいるようだが、もともとWWDCは「開発者会議」であり、ハードウエアの新発表があることのほうが珍しい。基本的には、秋に公開される「新OS」の機能と、それにともなう開発環境について、開発者への周知を進めるためのイベントととらえたほうがいい。 したがって、今回もMacからiPhone、Apple Watchまで、各機器に対する新OSの新たな機能を中心に発表された。その方向性を一言で示すなら、「デバイス内処理とプライバシー」だ。 機能強化された「FaceTime」 アップルは自社の製品で、共通のOS基盤とネットワークサービスを
6月19日、日本でも新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に対する「接触確認アプリ」(COVID-19 Contact Confirming Application、通称「COCOA」)が公開された(iPhone版リンクはこちら、Android版のリンクはこちら)。 このアプリに関するAppleとGoogleの共同コメントを得られた。以下に紹介する。 日本の新たな生活様式の下でCOVID-19の拡大抑制を図るために、厚生労働省が提供開始した新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」 をAppleとGoogleは支援致します。同アプリは、AppleとGoogleのプライバシー保護技術を活用しており、利用するか否かは利用者が自由に選択でき、デバイスの位置情報を収集・使用することもありません。AppleとGoogleは今後も厚生労働省及び日本政府の取り組みを支援して参ります。 公開され
AppleとGoogleの接触追跡(曝露通知)APIとは何か、有効なのか、どんなリスクがあるのか、開発者は何をすべきか投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2020/5/9 Electronic Frontier Foundation AppleとGoogleは、COVID-19接触トレーシングをテクノロジーで支援すべく、AndroidとiOSの相互運用システムの構築に向けて前例のない協働的取り組みを進めている。 両社のプランは、Bluetoothの信号強度を利用した接近ベースのモバイルアプリによって人力の接触トレーシングを補完するという、最近話題の提案の1つである。AppleとGoogleがモバイルオペレーティング分野を2社で寡占していることを考えれば、この計画がもたらす影響は極めて大きい。AppleとGoogleの技術はおおよそ分散化されていて、ユーザの端末上のデータの大半を中
遺族にとってもかけがえのないデータがロックのかかった故人のスマートフォンやクラウドサービスに残されているとき、残された側は何ができるのだろうか? 突然の不幸で子どもを失ったある夫婦は、悲しみの中、子どもの作品を守りたいとサポートに訴えた。その結果、故人のApple IDを引き継ぐことができたという――。 亡き息子がiCloudに残した作品を守りたい 2019年の夏、都内で一人暮らしをしている20代の男性が自室で突然死した。 警察によると他者が侵入した形跡はなく、ベッドでうつぶせになっていた男性の胸にはiPhoneの跡がくっきりついていたという。事件性はなし。実況見分後、そのiPhoneは財布などの所持品とともに両親のAさん夫婦に渡された。 国の捜査機関であってもiPhoneのロックを解除する確実な手だてはなく、事件性がない今回のようなケースでは外部機関が持つ特殊技術に頼れる可能性はゼロとい
by Melvin Thambi AppleがiPhone用の独自クレジットカードとして発表した「Apple Card」が、2019年8月20日からアメリカで利用可能となりました。このApple Cardと、CHASEが発行するAmazon Prime会員用のクレジットカード「Amazon Prime Rewards Visa Signature Card」のどちらがプライバシー面に問題を抱えているかを、ワシントン・ポストが調査しています。 Credit card privacy matters: Apple Card vs. Chase Amazon Prime Rewards Visa - The Washington Post https://www.washingtonpost.com/technology/2019/08/26/spy-your-wallet-credit-car
前記事 で書いたように、ここ数日 Sign in with Apple 用の RubyGem 作りながら、Sign in with Apple の特徴というか、他の IdP との違いみたいなところいろいろ調査したので、現時点での Sign in with Apple に対する雑感をまとめておきます。 Client ID と Team ID および App ID との関係 個人として Apple Developer Account 使ったことしかないんで、会社として Developer 登録してる時の Team の扱いとかよくわかってないんですが、Apple Developer Account 登録すると Team ID ってのが割り振られます。個人だと 1 Developer Account に 1 Team ID。 この1つの Team ID の下に、複数の子 App ID が登録可能で
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私が2010年にiPhoneを購入して初めてAppleの顧客になってから、同社が私について収集したすべての情報を開示するようAppleに先週求めた。 Facebookのデータを不正流用していたとされる英国の政治コンサルティング会社Cambridge Analyticaの騒動では、IT企業がユーザーの情報をどれほど多く収集しているかが明るみになった。ではAppleの場合はどうか。調べてみたら、これが思ったほど多くの情報を収集していなかったのである。 情報開示を求めてからAppleから回答をもらうまでに要したのは1週間。データは20枚超の「Excel」のスプレッドシートに書かれ、その容量は5Mバイトだった。 どのファイルにもテキストメッセージや写真などのコンテンツそのものの情報はなく、私がいつ誰にメッセージを送ったり、FaceTime通話をしたかのメタデータが書かれていた。 Appleは収集し
Facebookの個人データ流出の一件からわかるように、テクノロジー企業はユーザーの個人データを大量に集めています。自分の情報は一体どれほど企業に収集されているのか?ということで、Appleに対して収集情報の開示を請求したZack Whittaker氏が、その内容を明かしています。 I asked Apple for all my data. Here's what was sent back | ZDNet https://www.zdnet.com/article/apple-data-collection-stored-request/ ライターのWhittaker氏は、2010年に初めてAppleのデバイスを購入してから2018年に至るまでにAppleが収集した自分のデータを請求しました。するとAppleは1週間後に、複数のExcelスプレッドシートを圧縮した容量5MBのZIPファ
静かなることWWDC2016のごとく フロリダ銃乱射事件の犠牲者への黙祷から始まった今年2016年のWWDCは、例年にもまして静かでした。ハードウェアはおろか、ソフトウェアも毎年恒例のOSアップデートを除けば「新製品」はなし。macO はiOSが10になることを考えれば、OS X(オーエステン)という名前をそのままにしておけないのは自明というものでしょう。Apple製品用のOSにマッチする正規表現も((watch¦tv¦i)OS¦OS ?X)だったのが(watch¦mac¦tv¦i)OSとなってずいぶんとすっきりしましたが、あくまでヴァージョンは“10.12”。灰色のバックグラウンドにアスキーアートのリンゴというロゴは、そんな地味なWWDCを実によく象徴しています。開発者ではないプレスの皆さんはさぞ退屈されたのではないでしょうか。 しかし本誌の読者にとって、WWDC2016はあくびし
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