【ドラマ・企業攻防】 新規参入航空会社のスカイマークが、大胆不敵の国際線参入計画をぶち上げ、業界に波紋を広げている。“空飛ぶホテル”と呼ばれる世界最大の旅客機「A380」(仏エアバス)を6機も購入し、大量輸送で大手の半額の料金を実現するという。徹底した低コストで業績は上昇気流に乗っているが、超大型機の運航ノウハウはなく、不祥事が度重なる経営体質に問題も。本当に大丈夫? ■料金は大手の半額 「北米、欧州路線は運賃が高止まりしており、勝算はある。初年度から黒字化できる」 今月12日に会見したスカイマークの西久保慎一社長は、自信満々だった。 平成26年度をめどに成田とロンドン、ニューヨーク、フランクフルトを結ぶ3路線を開設し、各1日1往復を運航する計画だ。 エアバスとは来春に6機のA380を購入する契約を結び、将来的には15機の導入を検討している。参考価格は3億4630万ドル(約28