直球ど真ん中の発言[ロンドン発]ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は12日、ウラジオストクで開かれている東方経済フォーラムで、安倍晋三首相に対して年内に平和条約を結んだ後、「友人としてすべての問題を解決していく」と北方領土問題を先送りする考えを示しました。 一方、英イングランド南西部ソールズベリーでロシアの元二重スパイと娘が神経剤ノビチョクで暗殺されそうになった事件で、ロンドン警視庁から手配された容疑者2人がロシアメディアに登場し、「ソールズベリーの大聖堂に観光に出掛けただけ」と堂々と言ってのけました。 まず、東方経済フォーラムでの両首脳の発言を共同通信から見てみましょう。 安倍首相「われわれは今までのアプローチを変えるべきだと決意した。北方四島で共同経済活動を進めて日本とロシアの理解が進むことが、領土問題を解決し平和条約を締結する大きな力になると確信している」 プーチン大統領「シンゾウ