2022年3月、米ジョージア州アトランタで開催された全米大学体育協会の全米選手権で、女子500ヤード自由形を制したリア・トーマス選手(左)=Icon Sportswire via Getty Images 全米大学体育協会(NCAA)がトランスジェンダーの女性による女子種目への出場や女子更衣室の使用を認めたのは女性への性差別やプライバシーの侵害にあたるとして、米国の女性アスリートら16人が14日、ジョージア州の連邦地裁に訴訟を起こした。原告側は主に、トランスジェンダーを公表している選手としてNCAAの全米選手権で初めて優勝したリア・トーマスへの対応を問題視している。 提訴したのは元競泳選手のライリー・ゲインズ、ハンガリー出身で五輪出場経験もある競泳選手のレカ・ジョルジュ(バージニア工科大学)、同じく競泳選手のカイリー・アロンズ(ノースカロライナ州立大学)とほか13人。 原告側はNCAAのほ