人工知能(機械学習)ブームが起きている今、ビジネスの世界では“データの奪い合い“が始まっています。製造業、小売業など、あらゆる産業の現場だけでなく、日々の生活の中にも、データを計測するIoTデバイスが登場して、私たちの日常からあふれるデータを計測しているのです。 連載の第5回で紹介したように、機械学習は今手元にあるデータを基に判断を行います。その点で、そのデータによって人工知能の価値が決まると言っても過言ではありません。 第5回はこちらから→「人工知能ってどこでダウンロードできるんですか?」→無理です これからの企業間競争は「データ」が全て 機械学習を使ったシステムを成功させるポイントは、膨大でさまざまな種類のデータを、安い基盤に蓄積して、いかに素早く学習し、結果を得るかだと私は考えます。つまり、データ、基盤、アルゴリズムの3つが重要であり、競争優位性を持つ要素なのです。 しかし、ここ数年