受注しなければよかった? 大口案件で消えていくPCアクセサリー:牧ノブユキの「ワークアラウンド」(1/2 ページ) 季節ごとの売上数の変動があまりないPCアクセサリー業界にとって、法人などの大口案件は魅力的だが、それらはときとして製品の終息を早めることにもつながる。一体どのような事情によるものだろうか。 季節ごとに売れ筋製品ががらりと変わる衣料品や食品などと異なり、PCアクセサリー業界は年間を通して売り上げの変動もあまりなく、ある意味で生産量が読みやすい。 季節要因がない代わりに、PC本体の発売時に爆発的に売れたり、またPC本体の終息に伴って一気に需要がなくなったりと、発注担当者は別の苦労はあるわけだが、それさえ除外すれば、せいぜいボーナスシーズンや新入学シーズンに一時的に回転がよくなる程度で、年間を通して発注数はそれほど変化がない。 こうしたことから、発注担当者のポカや、製造委託先で何ら