2021年5月には初の潜水艦女性幹部も誕生し、女性海上自衛官の活躍の場はどんどん広がっているといえます。しかし艦艇勤務が男社会であることはかわりません。その艦艇勤務の経験がある元女性自衛官に話を聞きました。 知られざる女性海上自衛官の艦艇勤務 自衛隊でも女性の活躍の場が少しずつ広がっています。たとえば海上自衛官では、水上の艦艇だけではなく、潜水艦の乗組員にも女性を起用できるよう2018年12月に配置制限が解除され、2021年5月には初の潜水艦女性幹部も誕生しました。 拡大画像 護衛艦「あきづき」。2012年に竣工した「あきづき」型以降、計画時から女性乗組員が乗艦することを考えて艦艇が設計された(画像:海上自衛隊)。 とはいえ、いまだに自衛官全体から見たら女性の割合はごくわずかで、男社会といっても過言ではありません。有名な曲に「海は男の仕事場」と歌詞にあるように、海上自衛隊は特に、その傾向が