JR秋田支社は18日、秋田新幹線の盛岡―秋田間の運行を19日も終日見合わせると発表した。20日以降も再開の見通しは立っていない。被害状況によっては運休が長期化する可能性がある。 同支社によると、一部区間で避難指示が出ているほか、土砂災害などのリスクが高い地域もあり、設備被害の確認ができていないという。避難指示の解除や天候の回復を待って調査に入り、再開の見通しを立てる。 五能線では運休区間のうち、八峰町の2カ所で線路付近の砂利や盛り土が流出する被害が発生した。このため能代―深浦(青森)間は復旧の見通しが立っていない。このほかの在来線でも19日以降、一部で運転を見合わせる。 18日は秋田新幹線や在来線計175本が運休や区間運休し、約2万1千人に影響が出た。