筋ジストロフィーの患者である清水猛留さんが、ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)を介してフォートナイトのアバターを動かしている様子。 撮影:三ツ村崇志 徐々に身体を動かせなくなっていく難病・筋ジストロフィーの患者である清水猛留(たける)さんが操作するアバターが動き出すと、会場からは自然と歓声と拍手があがっていた。 その歓声や拍手は、障がいがある中でイベントに参加したことに対する称賛の意味で送られたものではなく、一人の競技者のパフォーマンスに対する喝采にほかならなかった。 ダイバーシティ(D)、エクイティ(E)、インクルージョン(I)という言葉からなる「DE&I」という考え方は、昨今ビジネスの現場でも頻繁に目にするようになった。ただ「それが実現した社会」と言われても、なかなかイメージしにくいものだ。 「DE&Iって、もしかしたらこういうことなのかもしれない」 そんな未来の一つの可能性