【上海=今村太郎】中国人民解放軍の一員となって沖縄県・尖閣諸島を舞台に日本の自衛隊と戦う設定のオンラインゲームが建軍記念日に当たる一日、インターネット上で公開された。中国軍も開発にかかわっている。 ゲームは東シナ海を管轄する人民解放軍南京軍区と江蘇省の民間オンラインゲーム業者が二〇一一年に共同開発した「光栄な使命」で、今回公開されたのはその改訂版。 改訂版の中には「釣魚島(尖閣諸島の中国名)を守れ」と題し、自衛隊と銃撃戦を行う場面がある。尖閣諸島は中国領との設定で、自衛隊員を射殺すると旭日旗とともに「水野敏郎」などと日本人の名前が表示される。敵を撃退するとレベルが上がり、強力な兵器を手にすることができる設定という。