ロックには、顕微鏡では解き明かせない魅力があるのはこのサイトをご覧の方々ならもちろんよくご存知の事実。 しかしながら、科学によってロックのちょっと意外な側面を覗き見ることもできる。「科学でロック」と題し、そんな側面をご紹介してみたい。 オーストラリアのクイーンズランド大学にて行われた研究によって、ヘヴィ・メタルやパンクなど過激な音楽は聴き手の中の怒りを処理するのに役立つことが明らかになっている。 2015年の「The Guardian」の記事によれば、ロックでも特にハードで激しい音楽は聴いていると「怒りを引き起こす」わけではなく、むしろ「怒りを感じている状態と音の激しさが釣り合うことで、怒りを処理するのに役立つ」ことがわかってきたという。 研究に携わったのはジュヌヴィエーヴ・ディングル教授と学生のレア・シャーマンで、ヘヴィ・メタル、エモ、ハードコア、パンク、スクリーモなど、過激な音楽として