【ミライのカスミガセキ】 若手官僚有志のグループで、2020年10月から活動を始めた。メンバーは厚生労働省や文部科学省などに所属する、入省3~4年目の約10人。労働環境の改善や時代に合った組織作りを目指し、現場の意見を吸い上げながら、外部との勉強会などを開いている。note(https://note.com/miraigaseki/)やツイッター(@miraigaseki)でも活動を発信している。 同期や先輩が志半ばで離職 河野太郎・行政改革担当相(当時)に提言を届けた「ミライのカスミガセキ」のメンバー=2020年11月、同グループ提供 ——グループを立ち上げた経緯を教えてください。 堀氏:社会を良くしたいと働いていた私の同期や先輩が、志半ばで離職したり休職したりする事例を見てきたのが、きっかけです。若手の霞が関職員は、資料を整えたり印刷したものをホチキスでとめたりという形式的な業務が多く