選択レヴェル計 アンドウAD-2430 ヤフオクで落札したもの。不動品となっていた。開けてみたら電子的不調は無く、機械的不調が見つかり簡単に直った。複雑な構成の測定器であっても、複数の箇所が壊れているなんてことはあまり無い。 本格的に電子工学を学んでない人が新品価格なら数百万もする機械をテスターだけでスイスイ直すなんてことはよくある。 さて、信号というものは或る単一の周波数(ここでは基本波と呼ぶ)のみで構成されていることは少なく、大抵はその高調波や雑音などから成り立っている。そこでその基本波や高調波をそれぞれ抜き出して測定する(メーターで表示する)のを選択レヴェル計と呼ぶ。 構成はスーパーラジオと似ていて、先ず機器の中で局発と呼ばれる局部発振器を作りそれと機器に入ってきた信号とを混合する。2つの信号の周波数の差分をメーターに表示する。スペクトラムアナライザはこれをディスプレーで表示した