マサチューセッツ工科大学(MIT)は2022年8月3日(米国時間)、大学レベルの数学の問題を数秒で解くだけでなく、解法を解説し、同じような問題を作り出すことが可能な手法を開発したと発表した。機械学習モデルにはOpenAIの「OpenAI Codex」を用いた。 開発したのはMITの電気工学/コンピュータサイエンス学部(EECS)のイド・ドロリ講師を中心とする学際的研究チームだ。 生成した問題を大学生に見せたところ、学生はアルゴリズムが生成した問題なのか、人間が生成した問題なのかを見分けることができなかったという。 今回の研究成果を応用すれば、数学の講座に使うコンテンツを効率的に生成でき、数千人の受講生がいる大規模な講座や大規模なオープンオンライン講座(MOOC)で有効だと考えられるという。さらに、学部の数学の問題を解く際の手順を学生に示す自動チューターとしても利用できるだろう。 ドロリ氏は