過去の記事を整理・一部リライトして再掲載したものです。 古い技術情報や、 現在、TDKで扱っていない製品情報なども含まれています。 音波探査で発見された海底下のメタンハイドレート “燃える氷”などとも呼ばれ、新たなエネルギー資源として有望視されているメタンハイドレートは、天然ガスの主成分であるメタン分子の周囲を水分子が囲んだ構造の物質。大陸周縁の約500〜1,000m程度の海底下で、氷状の結晶となって埋蔵されています。日本近海でも東海〜南海沖、新潟沖などに大量に分布しているといわれ、採掘技術が確立されれば、日本はいっきに資源大国になるかもしれません。 メタンハイドレートは海底油田の調査などに使われる音波探査(地震探査ともいう)によって1970年代に発見されました。エアガンと呼ばれる装置により、圧縮空気を海中に瞬時に放出して、発生する音波の反射から海底の様子などを調べる技術です。 音波の伝わ