新年に立てた目標を達成するのは大人でも難しく、子どもにとってはなおさらです。精神科医の井上智介さんは「よくある悩みは『1日中やっているゲームをやめさせたい』というもの。これには有効な裏ワザがあります」といいます――。 目標なんて、疲労と挫折の元 新年に「今年は○○しよう」「目標は○○」と新たな挑戦をする人は多いですが、僕はそういった目標は立てないほうがいいと思います。なぜならスタートダッシュで頑張りすぎて疲れてしまい、あっという間に息切れして挫折する人があまりに多いからです。そして、「挫折した」という結果だけが残ってしまう。 目標を立てて疲弊するぐらいなら、あえて「無理せず目標を立てない」という選択をしてほしいと思います。 私たちがこんなふうに新年の目標を立てるのは、子どもの頃から親や先生に「今年の目標は何ですか?」と聞かれてきた記憶があるからでしょう。それで当たり前になっているのかもしれ
子供はスヤスヤとよく眠るイメージがあるが、実は大人と同様に睡眠問題に悩まされている子供が(親が)かなり多い。日本の小学生にあたる就学児童を対象にした国内外の疫学調査でも、実に約4分の1の児童が何らかの睡眠問題を抱えていることが明らかになっている。その内訳も、夜型生活による睡眠不足や起床困難などいわゆる睡眠習慣の問題だけではなく、不眠症、過眠症、睡眠時無呼吸症候群、睡眠時驚愕症(夜驚)、夢中遊行(いわゆる夢遊病)など多種多様な睡眠障害がみられる。 とりわけ睡眠問題が多く見られるのは「自閉症スペクトラム障害(ASD)」や「注意欠陥多動性障害(ADHD)」などの発達障害のある子供たちであり、その頻度が50%以上に跳ね上がる。これは一般児童の約2倍にあたる高頻度である。なぜ発達障害のある児童では睡眠問題が多いのか、その理由はほとんど明らかになっていない。発達障害で機能異常が疑われている神経ネットワ
(Last Updated On: 2019年8月27日)睡眠専門外来を日中の眠気で受診する患者さん達 すなおクリニックには、多くの睡眠障害の患者さんが訪れます。睡眠の問題には様々なものがありますが、精神科医としての30年余りの臨床経験の中で、15年位前から日中の眠気で訪れる患者さんについて、睡眠障害の視点から発達障害の視点に診断治療を転換する必要があるケースに多く出会うようになりました。(これは、自分自身がこのような見方をできるようになったということが多くあると思います。)この問題について、「睡眠医療」という睡眠医学専門家向けの雑誌にコラムを書きましたが、この中の「患者さんの典型的な経過」についての部分を掲載します。このようなケースは、主には注意欠如多動性障害(ADHD)と診断されるケースについて書いてありますが、自閉症スペクトラム障害(ASD)と診断されるケースにも認められます。 典型
発達障害者支援センターとは 発達障害者支援センターは、自閉症などの発達障害のある人とそのご家族が、安心した暮らしを営むことができるよう、 その総合的支援を行う地域の拠点として、平成14年度より国の施策として発足しました。 東京都発達障害者支援センターとは 東京都発達障害者支援センターは、社会福祉法人嬉泉が都の委託を受けて、平成15年1月に東京都自閉症・発達障害支援センター(Tokyo Support Center for Autism and Pervasive Developmental Disorders;通称TOSCA)として開設されました。平成17年4月に施行された「発達障害者支援法」に位置づけられた専門機関として、「発達障害者支援センター」に名称を変更しました。 東京都発達障害者支援センターでは、これまで東京都在住の全年齢の方を対象とし、発達障害のあるご本人とそのご家族、関係機関
(過去のTwitter投稿をあれこれとりまぜ加筆) 「発達障害」ということについて、「昔はそんなものなかった」「わざわざ障害児扱いをしている」「できるはずのことを甘やかしている」というようなことを言うひとがいます。少なからずいます。 でも本当は、発達障害という考え方は「普通の子を障害と決めつけ、『できなくていい』と切り捨てていく」ためのものではありません。そうではなくてむしろ、かつてなら「普通の子」扱いから外れそうになり、その瀬戸際で揺さぶられてきた様々な子を、より一層その子に合わせた・公正な見方で見ていこうとする考え方です。「これができてあたり前」という窮屈な「普通」を広げ、いろいろな人がいる世界をより豊かに見ていくための視点です。精神論ではとても乗り越え難い苦手さを少しずつ越えていけるように支える方法論です。 これまでに、目に見えるわかりやすい障害はないけれど 人の話を聞かない、屁理屈
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