● NahaleとSandy Bridge 比較 NahaleとSandy Bridge の違いは、命令セットが、Nahaleの128bitのSSE命令セットから、Sandy Bridgeでは256bitのAVX命令セットに拡張されていることです。この拡張によって浮動小数点演算の理論性能は2倍に向上し、その効果はLinpack HPLなどの基本的なベンチマークテストでは確認できていますが、実際のアプリケーョンではその効果は確認できていません。 また両者のキャッシュメモリの違いは、L1キャッシュの読み出しバンド幅は2倍に高速化していますが、L1キャッシュの書き込みバンド幅とL2キャッシュのバンド幅は高速化していません。部分的な改良に留まっているようです。 これに対してプロセッサレベルでは格段の改良が見られ、特に2ソケットプロセッサでは、搭載コア数がNehalemの6コアからSandy Br
このように多数のモデルの中からユーザの利用目的に合致したプロセッサを選択することは容易なことではありません。そこで業界標準のSPEC CPU2006ベンチマーク結果を引用して、用途別の性能を正確に把握できるグラフを作りました。 これらのグラフではプロセッサの性能比較の基準機として、Sandy Bridge Xeon E5-2650 2.0GHzを2個搭載した計算機を用いています。この計算機で主なHPCアプリケーションをシリアル処理した場合の時間と、平行処理した場合の時間のそれぞれを100%として、同様に計測した他のプロセッサの処理時間との相対性能をグラフ化しています。 (シリアル処理の説明) シリアル処理とは、計算機にジョブを1個だけ投入する処理のことです。シリアル処理によってコアが本来持つ性能を知ることができます。なおプロセッサがTurbo Boost機能を備えている場合は、シリアル処
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