まず、この人事雇用の連載、じつは末尾にまとめを記載したmkusunok氏とsteam_heart氏のワーキングプアについての議論につられて違うところから書き始めて、若干遅れつつも、やっと追いついた次第だ。 というわけで、前回は書評を書いたワーキングプアについて、私が思うところを書いてみようと思う。まずは、mkusunok氏とsteam_heart氏のトラックバックの応酬の議論の中でも若干ブレがあった、ワーキングプアの「定義」からいきたいと思う。 ワーキングプアの定義 ワーキングプアの定義は微妙だが、働く意思は強いが、良い仕事にありつけない。ありつける仕事は、長時間労働しても生活費にすらこと欠き、貯金や将来設計は全く無理というニュアンスだと思う。 微妙な位置づけで、ロスジェネ世代のフリーターを中心とした非正規雇用(派遣社員・契約社員・バイトやパート)が増加しているという問題があるが、程度の問