以前、ギリシャ問題が騒がれているときにさまざまな解説記事が乱舞していて、いわゆるPIIGSと並んで貯蓄率が微妙な国として韓国なんぞも挙げられており、まあそれほど不思議ではないのだが、いざ発生してみるととってもドキドキしますねえ。 韓国版サブプライム危機が激化 世界経済に再び暗雲か http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0224&f=business_0224_035.shtml 道民貯蓄銀行が営業停止の前に自主休業…顧客が激しく抗議 http://news.google.co.jp/news/story?q=%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%80%80%E9%8A%80%E8%A1%8C%E3%80%80%E5%96%B6%E6%A5%AD%E5%81%9C%E6%AD%A2&um=1&ie=UTF-8&ncl=dLNgIY5
山本家の出産もあり、WEBの巡回が滞っていて案件溜まりまくり。全然日刊じゃない気もするが、まとめて気になっていたネタをピックアップ。 ● FACEBOOKの世界丸見え垢バン大会の件 一人のはまちやはまちーは削除され、何百人の佐々木希は生き残るFacebook http://tarofumizono.blogspot.com/2011/02/facebook.html どうもかなり本格的にFACEBOOKの現状がおかしいというか、香ばしい雰囲気になってきているのだが、いつか来たセカンドライフよりは多少盛り上がりを見せ、ビジネスマターでも徐々に回り始めている雰囲気のする昨今。いろんな解説記事は出ていたけれど、膝を打ったのは上記のエントリー。なるほどそういう話か納得逝った。 とはいえ、もともと海外比重の高いコンテンツ制作をやっております弊社界隈といたしましてはFACEBOOKがないといろいろ困る
クリスマス・年末商戦から時期がこぼれて発売がこのタイミング、というケースは凄い当たるか凄いお通夜かという具合になりやすいんですが、ちょっとさすがにここまでは、という物件が今週立て続けに出たので触れずにはいられない。 ● The Last Story 画像をそのまま流用すると問題あるので、アフィバナーをお通夜風味にしてみました。 http://www.4gamer.net/games/117/G011794/20110202049/ セールスが、まさかの11万。出荷が15万(推定)、これはさすがにびっくりです。消化が70%切ってて、店頭の動きも… ということで、今週以降の伸びも微妙となると、本気でラストストーリーになってしまいますね。 ユーザー評価が、低いです。コアがつく作り込みにもなっておらず、名作だけど残念ながら売れなかったゼノブレイドとも違ったエンディングになりそう。正直、もう少し売れ
相撲は真剣勝負であると同時に興行なので、どうしてもこの手の問題がつきまとうのであるが… まあ、現場でやってる力士がメールでやり取りしてたら当然こうなるよね。 力士の文面に「まっすぐ突っ込んでいくから」 「20」「30」は勝ち星の金額か http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110202/crm11020212510011-n1.htm 昭和の時代は暗黙のネタで済んでいたものが、平成の世になって社会に余裕がなくなると、袖の下に何か鎧でも見えると大騒ぎする風潮というのはどうしても出てくるものなのだろうと。いや、八百長は良い、許せ、と言っているわけではないですよ。でも真剣勝負であるはずの大相撲が、とか、裏切られた、とか言っている人たちは、相撲に限らず興行の歴史を知らないのではないかと思うわけです。 数理学をやっている海外のファンドが、日本の競馬の勝率が統計的
9年越しの完璧な投擲です。 格付け http://www.n-kan.jp/2002/05/post-1294.php その魚拓 http://megalodon.jp/2011-0127-1917-22/www.n-kan.jp/2002/05/post-1294.php もちろん、元ネタはS&Pが思い出したように日本の長期国債を格下げしたことなんですが、財務大臣の職務経歴のある菅首相が「疎いので」と発言、世界的に面白がられて英字紙ではエジプトの反政府デモの拡大というビッグニュースを押しのけてトップで報じられるなど健やかな笑いが広がっております。 米S&P、日本国債格下げ 前職が財務相の菅首相、「疎いので」とまさかの発言 http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00192013.html もっとも、S&Pの今回の格下げって実
小説本編よりも周辺事態のほうが格段に面白い本件でありますが、表題週刊ポストの記事に抗議し拳を振り上げたはずのポプラ社で社員の民忠が下がって叛乱、受賞レースでっち上げ&八百長のネタを各所に持ち込んで炎上という二次災害に発展しております。 本件の何が面白いのかというと、まず小説がどうしようもないほど面白くないこと、その割に舞台装置が豪華で、しかも本がしっかり売れてしまったので、貧乏純文業界の声のでかい人たちが激怒して騒ぎが拡散しているという状況そのものがコメディであり、まさに時事アートだともいえるクオリティの高さにあります。 純粋に商売で言うと、ポプラ社は騒ぎがここまで大きくなるとは思わなかっただろうけど売るための仕掛けとしては非常に効果あったというところでありまして、本屋にモノを押し込む経緯といい美談のでっち上げ方といい、巧さを感じさせる素晴らしいビジネスモデルだったと思います。 売れればい
疲れているけど酒を飲んだので少し書く。 書くといっても近況なんだが、余事あって、逡巡したけどずっとホールドしてたカプコン株などコンテンツ系の株式を全部処分したり、新会社の設立などを慌しく進めておりました。 それにしても思うのは、運の強い人というのはどこまでも強いものなのだなあというか、私もどちらかというといろんな種類の運の強いほうではあるのだけれども、異質な感じの運をもっている人というのがいて、もちろんそれを取り巻く本人の環境や、資質のようなものもあるんだろうけれども、徹頭徹尾、ついている人というのがいます。 ここ最近で言うと、こんな感じ。 ・ やけになって起こした行動が、最終的に最適解となって本人が一番利得を得て、丸く収まった。 ・ 「どうせこれは捨て案件だから」と誰かが放置した敗戦処理の仕事を引き受けたら主力事業に。 ・ 力量や資力はあるけど人間的に微妙すぎて近寄りがたかった大御所が窮
まさかの待ち時間がまとまってできたので、研究所の朝会カンファレンスで講演したことのダイジェストなど。 途中かなりはしょるけど、気にしないでね。 ● 日本における北朝鮮問題と、世界における北朝鮮問題 見えるベクトルが違う。日本の北朝鮮研究は個別的だが、情勢管理という点では非常に良質で優秀。世界に誇っていいレベルの地域研究の質の高さだと思う。実際、北朝鮮専門家が述べる情勢分析を英訳してるだけで地域問題について語れるので、それ専用の人がいるぐらい。 逆に、地政学やアジアの中のバランスオブパワーという側面で見た場合は、世界的にも北朝鮮問題に対する枠組み(フレームワーク)作りは失敗している。というか、北朝鮮という国家自体がイスラム以上に欧米圏から見て理解不能であるので、北朝鮮が瀬戸際外交するたびにアジア担当が飛び技を見てびっくりする、慣れたころには政権が代わる、の繰り返しで、北朝鮮の伝統芸能になって
いろいろあって、年末とは関係なく多忙な毎日を送っておりました。どのくらい多忙かというと、戦国IXAも満足にできないくらい。調整ごとが多くてね。 例によって、財務的な視点での話になるんだけど、クライアントの数字を見ている限りは、いくつかはっきりとしたゲーム業界的な兆候というのはあります。 順不同で列挙をすると。 ・ 国内はガラケー市場の急速なクランチ。各社、スマホ対応を急ぐも、モデルを確立するまでにはまだ時間がかかる。同じくAMも。 ・ 国内も海外も、PS3やXboxといった据え置き機向けゲームが市場として磨耗し、収益を期待できないビジネスに。 ・ パブリッシャーとデベロッパーとの関係性が変化。リスクマネーを抱えられないパブリッシャーがどんどん続編志向になり、売上を磨り減らしている。 ・ 開発費におけるマーケティングコストの増大。ついでにソーシャル化。ゴールデンルールが変わり、テレビCFやフ
あまりにも分量が多いので、報道されているもの以上は目を通すまいと思っていたwikileaksの件なんですが、どうにも生々しすぎて面白いため気づくとついつい読み耽ってしまうわけです。 何と言うか、クラスで騒がしくて粗暴で、バスで遠足とかだと一番後ろの長椅子に取り巻きと座るような男の子が、実は繊細な日記帳をつけてて本音を赤裸々に書いていたことがクラス会で暴露された的な。違うか。 WikiLeaks Diplomatic Cables http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,731794,00.html 各国媒体がこぞって本件を取り上げるのは、面白いだけではなく本音のアメリカ外交が文書から垣間見えるからで、読み進めるほどに一喜一憂し、ユニラテラルなUSとの関係を確認しながらアラブや東欧との外交経緯と評価とが一覧できる資料はそうそうないよね
この辺の脱力感は、絆創膏貼って辞任に追い込まれた某農水相を髣髴とさせるんですけれども…。 柳田法相、事実上更迭「その場で辞表を書いた」 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101122-OYT1T00190.htm 本当に辞めちゃったぞ。何と言うか、正直者すぎてどうにもという感じなんだけど、さらに打たれ弱すぎるし、政治家にこれほど向いていない人もいないのではないかと改めて思った。 しかも、官房長官である仙谷さんが兼務、副大臣には「あの」小川敏夫さんがおられるわけですね。順送り人事もまた地獄へ向かう一里塚で、こりゃまたどういうことだと。どちらかというと司法・法曹関係者から信任を受けてきたはずの民主党本部はどうなっちゃっているんでしょう。 自民党が良かったわけではないけれども、政権担当能力と言いますか、閣僚というポストを拝領しうる人材のストック、プ
まだCNNぐらいしか報じてないのでフライングの可能性も否定できないが、ダルフール紛争で虐殺が行われるにあたって使用された弾薬が中国製である旨の報告が上がるの上がらないのですったもんだが起きております。 ダルフール紛争で中国の弾薬、国連報告案に中国反発 http://www.cnn.co.jp/world/30000633.html 今回、少しセンシティブなのは、スーダンの部隊がダルフールの反政府勢力を攻撃した際の過去2年という比較的新しいネタでの話であってスーダン政府に対する武器禁輸措置を中国が破ったのではないかという疑惑が持たれることと、さらにごく最近の国連・ダルフール平和維持部隊に対する攻撃にあたっても中国製の武器が使用された疑いが強いとこというNEWでNOWなお話が並存しております。 率直に言うと「やりやがったな」というよりは暗黙の諒解としてスーダン・ダルフールでの問題に中国の資源戦
一般論ではあるが、実績もあり能力的にも評価が高い騎士団長の待遇を巡って、お家騒動が勃発するというのは良くあることで、とはいえ、当事者になってしまうと本当に明日の光を探して彷徨い歩くことになるわけです。 平たく言うならば、だいたい次のような感じ。 ● 古き良き成長産業と、市場の成長に合わせて大きくなる会社 ブームを捉えて、ヒット作品を出し、成長する産業の中で一定のパイを持っている会社。業界固有のゴールデンルールを遵守し、シェアを失わなければ、市場の成長と共に会社は大きくなり、利益も出る。 高度成長時代、それほど経営手腕が優れなくても経済が成長していれば企業は大きくできる。むしろ必要なことは起業を行いリスクを取ることであって、そこの賭けに当たりさえすれば、一部上場にまで持ち上げることができる。 ● 成長の行き詰まりと経営者の高齢化、幹部の茶坊主化 どんな成長市場でも、やがて停滞し、伸びは鈍化す
夢を語る人がいて、その夢を実現しようとする。 でも、夢を見るというのは才能だ。ある種の強力な想像力を持っていなければならない。それを支える実務というのは、彼の持つ夢を実現するのだから、彼の想像したものを伝えられて、実際の工程に落とし込めなくてはならない。 実務屋のいいところは、才能のある人の夢を共有できること。ああ、時代はそっちに移っていくのか。理解できれば話は早い。実現するための道筋を考え、必要なものを調達し、努力すればよい。 夢を語る人は敵が多い。 なぜ敵が多いのかというと、まず夢を理解できない奴がいる。そんな夢、くだらねえ、付き合っていられねえ。 次に、夢を見られる人を妬む奴がいる。俺だって夢を見たいのに、あいつばっかりいい夢見やがって。 一番困るのは、その夢を実現されたとき、自分の居場所がなくなって困る奴が邪魔をする。ここで経営が合理化されたら俺はクビだ。冷や飯を喰う。そう感じ取っ
岡崎トミ子女史が国家公安委員長に就任されたということで、蛤去ってレッズ到来であります。それにしても、初入閣の女性が「国家公安委員長兼消費者・食品安全・少子化・男女共同参画担当大臣」とかって軽量級大臣ポストとセットで公安委員長に就任というのは意外というより面白人事の領域だろうと思うわけですけれども。 岡崎氏、県選出12年ぶり入閣 知事やNPOがエール http://mytown.asahi.com/areanews/miyagi/TKY201009170460.html 確かに従軍慰安婦問題に対するのめりこみや、消費者問題への立ち位置を見るに、どう考えても旧社会党系レッズの正統な継承者なんですけれども…。パチ屋からの献金とか、まあお盛んなことでと思いますが、その割にカジノ法案とか金のなる木的要素の色濃い超党派の枠組みには毛ほども絡んでないという点で、本流からは遠いのかなあと妄想します。 消費
「体制批判しているオレかっこいい」レベルの発言で面白いんですが。 検察は経済事件に介入するな http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51479219.html 「今回の事件では金融庁は早期是正措置をとらなかった。いきなり逮捕というのはいかがなものか」とか、単純にコトの推移を調べもせずに印象論で書いてるんだろうなあこの馬鹿はと思うのだが、「金融庁などの監視体制を強める代わりに、検察は経済事件に介入しないほうがいいと思う」とかって何考えてるんだろうね。 金融庁やSESCが問題を確認したところで検察庁や警察庁に告発する段取りをとるわけで、金融庁が刑事罰を裁くわけじゃないという基本的な段取りのことを知っていればこういう馬鹿なことを言うことはあり得ないんだ。 なお、細野祐二氏が元ネタで書いてる記事も一部意味不明で、事件全体が終息したわけでもなんでもない状況で
もちろん、何で忙しいのかというと抱えている仕事の量が多いからなのだが、仕事をなぜ多く抱えるのかというと、いまとてもチャンスが多いのである。やりたい事業が一杯ある。うちが良くなったのではなく、他が落ちてきたので、結果として仕事がたくさん増える。それは良いことだ、というか、幸せなことだ。 前向きに仕事に取り組み続けてひとつでも多くのチャンスを成功事例に導き、関係者一同祝杯を挙げるなどして、一歩一歩前に進んで逝きたいのだが、社員が増えたり拠点があちこちにできると、どうしても「目の前の仕事をやればとりあえずOK」的な人が出てくる。それがいけないというのではないが、そういう仕事はいずれ海外に出すなどしてリプレースをかけることも多いし、日本人に日本レベルの給料を払って日本のオフィスで働かせて交通費も日本で通勤するほど払うと結構な金額がかかる。それならば、いっそのこと台湾やベトナムで日本語を話せる人を雇
普段はこの手の本はお奨めしないのですが、戦場で死と向き合う男が、故郷に置いてきた妊娠中の妻と幼い息子を思い、やり取りする手紙をまとめたこの本が、凄く訴えかけてくるものが強かったもので。 本来であればネタバレをするべきではありませんが、この本は結末を知ってから読むべきだと思います。手紙の出し手である石田光治少尉は、日中事変へと駆り出された挙句、遠い戦地で戦死してしまいます。 死を悟った石田少尉の悲痛で、それでいて、身を案ずる妻を逆に勇気付けようとする深い愛情には、もちろん心を打たれます。読み進めるだけで、物語が死へと収斂していくことが分かっていながら、ここまで字の温もりを感じさせる強さを感じ、引き込まれるというよりは、真っ白になります。 二度読んでください。そも、石田少尉は戦争の中にあって自らの命を危険に晒し、また、苛烈を極め、戦闘が拡大し激しくなっていく中で失っていく戦友、戦地を守る責任感
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