「関東軍」といえば記憶に新しいのが、自民党の中川秀直幹事長が自身の公式サイトで「日銀が「平成の関東軍」などといわれることのないことを期待する」と題する一文を発表したというはなしで、まあそれくらい「関東軍=独りよがりな暴走で国家に重大な危機を招いた組織の代名詞」という認識は、保守派の人々にも相当程度定着しているということだろう。もちろん、なんでもかんでも関東軍におっかぶせてしまうというのは実は「東京裁判史観」であって、日中戦争が全面化するプロセスにおける海軍やマスコミの役割、なんてのも本当は問題にしなくちゃならない。だからといって関東軍の言うことを鵜呑みにしてどうするよ? と。しかも軍務局長だった武藤章の証言を無視して(笑)。 「米田淳一公式ページ」の「頭の中の鶏を個人で飼っている人もいるようです。 」と題するエントリ。簡単に片付けてしまおうと思ったら、これに尽きる。 第一当時の中国は国民党