家族3世代が生活していた乗用車=19日午前9時26分、愛知県碧南市の碧南署、岡本真幸撮影 愛知県碧南市などで家族3世代で車上生活をしていた祖父に暴行を加えたとして、碧南署は19日、孫で住所不定、無職橋口健太容疑者(24)を暴行の疑いで逮捕したと発表した。「すぐにどこかに行ってしまい、言うことを聞かないので腹が立って殴った」と容疑を認めているという。祖父の利治さん(78)は18日夕、同市港本町の市緑地公園に止めた車内で苦しみ出し、死亡が確認された。 同署によると、橋口容疑者は17日午前2時ごろ、同県西尾市内を走行中の車内で後部座席に座り、助手席の利治さんの頭を右手で1回殴った疑いがある。 18日夕、利治さんが車内で苦しみ出し、一緒に車上生活を送る橋口容疑者の父(49)が近くで釣りをしていた男性を通して119番通報した。利治さんの胸や腹に数カ所のあざが確認され、同署は傷害致死容疑などを視