実際、実に生き生きと演奏するYOYOKAさん。とくに海外からはそのグルーブを称賛されることが多いというが、ある海外のプロドラマーからは「YOYOKAは音楽ファースト。自分が目立とうとせず、音楽がいちばんよくなるために何をすべきかがわかっている」と評価されたこともあるそうだ。 「ほかの海外の方にもセッション中に『周囲のことがよく見えている』と言われたことがありますが、緊張せず自然体で演奏できるのは、その『俯瞰力』にあるのかもしれません」と、YOYOKAさんのマネジメントやサウンドプロデュースなどを担う父親の相馬章文さんは話す。 4歳からライブ活動を始めて今に至るまで、ときには1億人以上が視聴する番組での演奏や生放送での演奏もあったが、つねにほかの演奏者のこと、観客の状態、音響などすべて把握しながら演奏しているのだという。 YOYOKAさんも、「演奏中はいつもドローンで上から見ているような感覚