ビニール袋のそばを泳ぐジンベエザメ。イエメンに面するアデン湾で撮影。(PHOTOGRAPH BY THOMAS P. PESCHAK, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) クジラは自ら吐き出したごみ袋と一緒に泳ぎ、鳥はプラスチックの破片で巣作りをし、地球で最も深いマリアナ海溝にも古いレジ袋が漂う。 プラスチックは、私たちの便利な生活を支えている。しかしどう見ても、野生生物はもちろん、人間自身もプラスチックに埋もれてあえいでいる。(参考記事:「プラスチックごみ問題、アジアの責任は?」) クジラや鳥だけではない。アザラシやカメは、捨てられたプラスチックの漁網に絡まってしまう。毎年、膨大な量のプラスチックが捨てられており、その破片は、微生物から大型動物まであらゆる動物たちの生活に入り込んでいる。(参考記事:「【動画】餓死したクジラ、胃にビニール袋80枚」) 「動物たちにと