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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (1,173)

  • お風呂の床のタイルに古人類の骨、ネットで話題、人類学者ら興奮

    数十万あるいは数百万年前、トラバーチン(石灰岩の一種)の中で化石化した古人類のあごの骨。トラバーチンはタイル用に切断され、このあごの骨の断面は床のタイルになった。(PHOTOGRAPH COURTESY KIDIPADELI75) 個人宅の床のタイルに古い人類の骨が埋まっている写真が米国の掲示板型ソーシャルサイト「レディット」に投稿され、大きな話題になっている。科学者が長年にわたり発掘調査を行ってようやく見つかるような発見だ。「またインターネット上のつくり話か」と思うかもしれないが、写真を見て納得しない人はいないだろう。磨かれた石材の表面に埋まっているのは、少なくとも5の歯が水平方向に切断された下あごの骨だ。 匿名の投稿者はトルコの歯科医で、一目であごの骨とわかったと述べている。トラバーチン(石灰岩の一種で、建材として使われる)に閉じ込められたあごの骨には、まだ名前もなく、正体もわかって

    お風呂の床のタイルに古人類の骨、ネットで話題、人類学者ら興奮
    kamei_rio
    kamei_rio 2024/05/14
    "トルコとその周辺は、人類の祖先がアフリカ、アジア、ヨーロッパ間でどのようにつながり、移動したかを理解するうえで極めて重要な地域" なるほど。変わった性癖の人類学者では無いと
  • 鳥の保護にAIアプリが大活躍、6000種を超える鳴き声を識別

    この10年間で、人工知能AI)の力を活用して様々な鳥の鳴き声を識別するアプリがたくさん登場し、科学者やバードウォッチャーに利用されている。さらに、AIが鳥の行動や分布を特定できることを示す研究が増えており、その結果は保護活動にとって極めて重要だ。愛鳥週間によせて、AIが鳥の保護にもたらしている大きな変化と科学者たちの取り組みを紹介しよう。 米西部のシエラネバダ山脈の緑豊かな森林では、毎年春になると、科学者たちが1600個以上の弁当箱サイズのレコーダーを隠す。夏の終わりに回収されるまで、これらの機器は100万時間分の音声を録音する。その中には絶滅危惧種であるニシアメリカフクロウ(Strix occidentalis occidentalis)の鳴き声が含まれていることが多く、この鳥が過ごす場所について貴重な情報を教えてくれる。(参考記事:「北米の鳥が激減、半世紀で約30億羽、3割が消えた」

    鳥の保護にAIアプリが大活躍、6000種を超える鳴き声を識別
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    kamei_rio 2024/05/13
  • 大発生するセミを「ゾンビ化」、死ぬまで交尾に駆りたてる寄生体

    マッソスポラ菌(Massospora cicadina)に感染した周期ゼミ。お腹だったところが黄色っぽい胞子で覆われている。菌はセミをゾンビ化し、求愛行動を操って、胞子の拡大を助けるような行動を取らせる。(PHOTOGRAPH BY CHIP SOMODEVILLA/GETTY IMAGES) 米国でこの春、セミが大量発生する。今年は南東部から中西部までの17州で、13年ゼミと17年ゼミの大集団の周期が221年ぶりに重なるからだ。長い地中生活のあとセミたちが地上に出てくる目的は、交尾相手を見つけ、死ぬこと。ただそれだけだが、そのセミたちをい物にしようと待ち構えている菌がいる。セミの体を内側からい荒らし、宿主を性行為に取り憑かれたゾンビにしてしまうマッソスポラ菌だ。(参考記事:「221年ぶりに周期ゼミの2集団が同時に大量発生、江戸時代以来」) 過去に発生した周期ゼミを観察した科学者たちは

    大発生するセミを「ゾンビ化」、死ぬまで交尾に駆りたてる寄生体
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    kamei_rio 2024/05/07
  • 最古の光る生物は5億4000万年前の深海サンゴ、約2億年記録更新

    研究により、生物発光は暗い深海のサンゴのような生物から始まった可能性が明らかになった。写真のミズクラゲ(Aurelia aurita)などが登場するずっと前のことだ。(PHOTOGRAPH BY SHANE GROSS, NATURE PICTURE LIBRARY) ホタル、藻類、イカなど、光を発する不思議な生きものは数多く存在する。生物発光というこの仕組みは、ただ謎めいた美しさを醸し出すだけではない。自然界で少なくとも100回は独自の進化を遂げてきた能力で、獲物をおびき寄せる、敵を驚かせる、求愛行動に用いるなど、さまざまな使いみちがある。では、生物がはじめて闇の中で輝く能力を獲得したのは、いったいいつなのだろうか? これまで、生物発光したもっとも古い生きものは2億6700万年前に生息していた貝虫(かいむし、小型の海洋甲殻類)の一種とされてきた。ところが、2024年4月24日付けの学術誌

    最古の光る生物は5億4000万年前の深海サンゴ、約2億年記録更新
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    kamei_rio 2024/05/07
  • 希少なイルカを探知、「イルカ犬」がウォッチング船で活躍中

    バスターはアカロア・ドルフィンズのクルーズ船で、人間の乗員を助ける4匹のイヌの1匹だ。(Photograph by Natasha Bazika) 大海原を見渡すようにボートの右舷側をゆっくりと行ったり来たりしていたイヌの「バスター」。その耳が突如ピンと立つ。何かが見えた、というより何かが聞こえたのだ。 「イヌは優れた聴覚を持っています」と、ニュージーランドでネイチャークルーズを催行する「アカロア・ドルフィンズ社」の共同オーナーで、クルーズ船の船長を務めるジョージ・ワグホーンさんは説明する。「イルカが仲間同士で会話する時に出すクリック音やホイッスル音が聞こえるんです」(参考記事:「鋭敏なのは嗅覚だけじゃない! 犬たちの超感覚」) バスターは集中した面持ちで頭を海の方へ傾けた。まるでイルカたちの会話を立ち聞きしているかのようだ。彼が滑らかな海面を見つめていると、2頭のイルカが深みより現れた。

    希少なイルカを探知、「イルカ犬」がウォッチング船で活躍中
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    kamei_rio 2024/05/07
    "「イルカが仲間同士で会話する時に出すクリック音やホイッスル音が聞こえるんです」" イルカもまさか犬に聞かれるとは思わんて
  • 誰が、いつ、何のために? 今も解けない巨大な古代遺跡の謎5選

    数世紀前に作られたイースター島のモアイ像は、ラパヌイの人々が岩から彫りだしたヒト形の石像だ。近年、山火事がこの世界遺産の島を襲い、多くのモアイ像が修復不可能な被害を受けた。(PHOTOGRAPH BY ONFOKUS, GETTY IMAGES) 立石(りっせき)、得体のしれないマウンド(塚)、地上に描かれた線。古代文明は、その存在の痕跡を残して滅びた。当時の人々にとっては深い意味があったに違いないこのような遺跡に込められた思いを、現代の私たちが知ることは難しい。その後の地球に生きる私たちは、「誰が? 正体は? いつ? なぜ?」と思いを巡らせるしかない。 考古学者たちは、こうした重要な意味がありそうな遺跡の調査を進めてきたが、いまだにその謎が解明されていないものもある。ここではその一部を紹介しよう。 イースター島の石像と文字に秘められた謎とは? イースター島(現地語では「ラパヌイ」)は、地

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    kamei_rio 2024/05/07
  • 巨大古代サケの驚きの顔が明らかに、鼻先から牙が横に突出

    最新の研究で、スパイクトゥースサーモン(Oncorhynchus rastrosus)の復元図が示された。以前はセイバートゥースサーモンと呼ばれていたサケの仲間だ。(ILLUSTRATION BY RAY TROLL) 1972年、体長約2.5メートルにもなる史上最大のサケを発表した古生物学者たちは、この魚は陸を歩いていたサーベルタイガー(剣歯虎)の水中版だと考えた。サケの上顎(あご)から、2の湾曲した歯が下向きに突き出ているとされたからだ。(参考記事:「絶滅動物サーベルタイガー、驚きの暮らしが判明」) しかし今、新たな研究により、1200万〜500万年前に生きていたこのサケ(Oncorhynchus rastrosus)の象徴的な顔が覆された。2の印象的な歯が「鼻先」から、キョンやイボイノシシのように、横向きに突き出ていたと実証されたのだ。論文は4月24日付けで「PLOS ONE」に

    巨大古代サケの驚きの顔が明らかに、鼻先から牙が横に突出
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    kamei_rio 2024/05/04
  • 人間とタコは、「友だち」になれるのか?

    ――日人は昔からタコが大好きです……主にべ物として。ですがタコは非常に好奇心旺盛で、番組やでも見られるとおり、人間に対しても興味津々に近づいてきますよね。我々をサメのような捕者として恐れないのはなぜなのでしょうか? とても良い質問ですね(笑)。タコがいかに早く「信頼すること」を学ぶかについて、私はいつも驚かされ、感動しています……。殻も牙も爪も持たないタコは、非常に脆弱な生き物です。自分の身を守るものは何もありません。それでもタコは、その極端な脆弱性を上回るほどの衝動に駆られた好奇心を見せるのです。 私は、タコのこの特性は、親の世話を受けないことから来ていると考えています。タコは卵からかえった瞬間から完全にひとりぼっちです。指導してくれるタコはいません。そして、ほとんどの種が1~2年しか生きられない、とても短命な生き物です。でも、だからこそタコは、どんな機会も学びの経験と捉えるのだ

    人間とタコは、「友だち」になれるのか?
    kamei_rio
    kamei_rio 2024/04/26
    "タコの脳はドーナツ形で喉の周りに巻かれていますが、タコのニューロンの2/3は8本の腕に分散されています" 人間と構造が全然違うのに賢い、ので異分野からも熱視線を浴び今が旬と
  • 雑種から種になったチョウ、「種とは何かの核心に迫る」発見

    ドクチョウのヘリコニウス・エレバトゥス(Heliconius elevatus)は、アマゾンに生息する他の2種のドクチョウの交雑から生じた種であることがわかった。(PHOTOGRAPH BY ANDREW NELID) 南米アマゾンにすむドクチョウ属のゲノムを比較した結果、ヘリコニウス・エレバトゥス(Heliconius elevatus)という種が、H.メルポメネ(H. melpomene)とH.パルダリヌス(H. pardalinus)の交雑によって生じたことがわかったとする論文を、米ハーバード大学の研究員であるニール・ロッサー氏が率いる研究チームが2024年4月17日付けの学術誌「ネイチャー」に発表した。 ダーウィンは『種の起源』を出版する22年前の1837年に、ノートに「生命の樹」の絵を描いた。以来、生命の樹は、共通の祖先から新しい種が分岐するプロセスの比喩として生物学者に利用され

    雑種から種になったチョウ、「種とは何かの核心に迫る」発見
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    kamei_rio 2024/04/21
  • 中国発の刺激的な調味料「チリクリスプ」がホットな話題

    トウガラシは現代の中国料理に欠かせないものだが、この植物が中国に伝来したのは16世紀のことだ。その後、数百年をかけて改良され、現在、中国は世界一のトウガラシ生産国だ。(PHOTOGRAPH BY MARIAH TAUGER, LOS ANGELES TIMES/GETTY IMAGES) 米国の家庭がとても欲しがり、レストランでは大胆なレシピを生み出しているもの。その正体はチリクリスプで、今や品界のスターだ。トウガラシ、油、そしてニンニク、タマネギ、サンショウ、さらには発酵大豆などが入った中国の調味料であり、その万能性と刺激で存在感を示している。 しかし、どうしてこのような調合になったのだろう? ここでは、チリクリスプがどのように生まれ、なぜ今これほど愛されているのかを紹介しよう。 スパイシーな始まり 「トウガラシは昔から中国にあったわけではない」と米ウィットマン大学の歴史学教授で、『T

    中国発の刺激的な調味料「チリクリスプ」がホットな話題
    kamei_rio
    kamei_rio 2024/04/21
  • 【動画】棚氷の崖から落ちるコウテイペンギンのひなたち、初

    コウテイペンギンのひなが高さ約15メートルの棚氷の崖から飛び降りる様子を初めて撮影した。この映像は、2025年4月の「アースデイ」にナショナル ジオグラフィックとディズニープラスが放送する『ペンギンの秘密(Secrets of the Penguins)』シリーズに登場する予定。(Video by Bertie Gregory) まるで最初に湖に飛び込む勇気のある人を待ちながら、崖の上に群がる10代の若者のように、生後数カ月のコウテイペンギン数百羽が、高さ約15メートルの南極の棚氷の上に集まっている。 空腹に駆られたひなたちは、崖の縁をのぞき込み、まるでこの高さから南極の海に飛び込んでも大丈夫かどうかを考えているかのようだ。 そして、1羽のひなが飛び込んだ。 傍観していたひなの中には、首を伸ばしてそのひなが真下の氷の海に落下し、水しぶきを上げる様子を見つめる者もいる。数秒後、ひなは水面に浮

    【動画】棚氷の崖から落ちるコウテイペンギンのひなたち、初
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    kamei_rio 2024/04/17
    "科学者によると、コウテイペンギンのひながこのような高い崖から飛び降りる様子を映像でとらえたのは初めてだという" 海への入り方の中でも特殊だと
  • 子どもがアンチエイジングに夢中に、背景には一体何が? 米国

    一部の文化では、加齢は常にデリケートなテーマだ。しかし、予防的なしわ治療やソーシャルメディアのフィルター加工の台頭によって、私たちが抱える「老いて見えること」への嫌悪感は新たなレベルに高まっている。そして、思春期の子どもたちでさえ、この強迫観念にとらわれている。(PHOTOGRAPH BY WESTEND61, GETTY IMAGES) 最近、鏡がおかしい。鏡をのぞくと、髪の毛が白くなっているのだ。目の周りには細かいしわが刻まれ、頰と口の間は割れ目のようになっている。そして、43歳の私(筆者のエリン・ブレイクモア氏)の顔には、もはや隠しきれないマリオネットのような線がある。夜のスキンケアをアップグレードした方がいいのだろうか? インターネットで調べてみると、もっとおかしな仲間がいることがわかった。年齢にこだわる12歳以下の子どもたちだ。このいわゆる「セフォラ・キッズ」が、米国などでセフォ

    子どもがアンチエイジングに夢中に、背景には一体何が? 米国
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    kamei_rio 2024/04/15
    "「私たちは加齢を恐れるべきであり、できれば闘うべきだという考え方を売り込んでいるのです」" ビジネスのために煽って消費者が乗っかっていくと、蔑んで当然!何が悪いの?文化が生まれる
  • 火の玉や「妖精の輪」など、湿地の怪奇現象を科学で解明

    英国イングランド東部ケンブリッジシャー・フェンズの凍った湖。この地方には様々な湿地や泥炭地があり、そこから幽霊や妖精の伝説が数多く生まれた。(PHOTOGRAPH BY PAUL HART) 深い霧に包まれた沼や湿地は、いかにも怪談やホラー映画の舞台になりそうだ。暗闇に光る火の玉や霧の向こうの黒い魔犬、妖精がつくる謎の輪など、昔から奇怪なものを見たという目撃談に事欠かない英国のイングランド東部も例外ではない。今でも、日が沈んで暗闇に包まれた沼地にひとたび迷い込めば、腐った水と黒い泥に足を取られ、底なしの沼に引きずり込まれてしまわないとも限らない。(参考記事:「人間の足が続々漂着「セイリッシュ海の謎」、科学で解明」) 北海からケンブリッジまで広がる面積約3900平方メートル(ほぼ滋賀県の面積に相当)の沼沢地帯は、地元では「ザ・フェンズ」と呼ばれている。フェン(fen)には英語で「沼沢地」とい

    火の玉や「妖精の輪」など、湿地の怪奇現象を科学で解明
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    kamei_rio 2024/04/12
    "湿地のなかに、なぜか植生が明らかに周囲と異なる場所がある" 妖精の輪。死体からの液体でその場の植物が死滅した後、特定の植物だけ繁殖するケースがあると
  • 欧州の君主たちの装いに欠かせなかった意外なもの、それはイタチ

    レオナルド・ダ・ヴィンチの有名な肖像画「白貂を抱く貴婦人」。ミラノ公の女官だったチェチェリア・ガッレラーニとオコジョが同じ方向を凝視している。1491年頃の作品。このようなオコジョには鋭い爪があるうえに肛門腺からは悪臭を放つので、愛玩動物には適さない。この作品のオコジョは、イタリアのアーミン勲章またはガッレラーニの妊娠を暗示しているというのが専門家の見解だ。(PAINTING BY LEONARDO DA VINCI) 小さくふわふわしていて、誇り高い王や皇帝、専制君主の必需品、それがイタチだ。 このしたたかな小動物は、現在、生息数が次第に減少している。わずかに黒い部分がある白い毛皮は「アーミン」と呼ばれ、数百年にわたって、王室の威厳や権力、壮麗さの象徴として、君主や貴族に長く珍重されてきた。 いったいイタチの毛皮は、なぜ、どのようにして、王族に欠かせない装いとなったのだろうか。 アーミン

    欧州の君主たちの装いに欠かせなかった意外なもの、それはイタチ
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    kamei_rio 2024/04/08
    "アーミンの入手が難しく、その希少性が王族にふさわしいとして評判を高める一因となった" イタチは犠牲になったのだ
  • シャチの新たな集団を発見か、研究者も驚く未知のタイプ、太平洋

    太平洋のシャチには、「オーシャニック(外洋)型」と呼ばれる第4のタイプが存在する可能性がある。画像は、米国カリフォルニアのモントレー湾を泳ぐオーシャニック型のシャチ。(PHOTOGRAPH BY SLATER MOORE PHOTOGRAPHY) シャチは通常、海岸線沿いにとどまる傾向にあるが、大海原をわたり、クジラなどの大きな獲物をとる新しいタイプの群れが新たに見つかったかもしれない。学術誌「Aquatic Mammals」に2024年3月14日付けで発表された研究によると、米オレゴンやカリフォルニアから遠く離れた外洋で、何度もシャチが目撃されているという。多くは大陸棚よりずっと沖合で、水深は約4500メートルに達する場合もある。 「少なくとも北太平洋では、これまでに外洋のシャチを対象とした格的な研究が行われた例はありません」と、研究リーダーを務めたカナダ、ブリティッシュ・コロンビア大

    シャチの新たな集団を発見か、研究者も驚く未知のタイプ、太平洋
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    kamei_rio 2024/04/04
    "これらのシャチがトランジェント型のサブグループか、あるいは完全に独自の集団であることを意味するとマキネス氏は言う"
  • 「生きた化石」脊椎動物の1位はガー、桁違いに遅い進化が判明

    米フロリダ州のレインボー川のロングノーズガー。ロングノーズガーは、西はテキサス州、北はカナダのケベック州にかけて生息している。(PHOTOGRAPH BY ALEX MUSTARD/NATURE PICTURE LIBRARY) チャールズ・ダーウィンが1859年に「生きた化石」という言葉を作って以来、多くの種がこの称号を手にしている。けれどもこのほど、脊椎動物ではガーという魚が最もその名にふさわしい生物であることが明らかになった。しかも、他を大きく引き離しての一等賞だ。論文は2024年3月4日付けで学術誌「Evolution」に発表された。 ガーは鋭い歯をもつ魚雷のような姿の魚で、長い歳月の間にほとんど変化していないことで知られる。現生の7種のガーには、古代のガーの化石と驚くほど多くの類似点がある。そこで、米エール大学のチェイス・ブラウンスタイン氏とトーマス・ニア氏が率いる研究チームが、

    「生きた化石」脊椎動物の1位はガー、桁違いに遅い進化が判明
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    kamei_rio 2024/04/03
    "ガーの進化が遅いのは、ほかの生物に比べてDNAの修復機構が効率よく働いているためと考えられるからだ" そういうのもあるのか
  • 大量に噴出する水素ガスを発見、世界を変えるエネルギー源に?

    米ノースカロライナ州沿岸部のLiDAR(光による検知と測距)画像。地中から漏れ出している水素ガスによって、明るく円形に色づいて見える。地中から水素を回収できれば、温室効果ガスを排出せずに発電できるため、水素が大量に蓄えられた場所を探す取り組みが続けられている。(PHOTOGRAPH BY VIACHESLAV ZGONNIK AND MICHAEL DAVIAS) 地質学の実地調査は、噴火する火山の斜面や極寒の南極の谷底など、ときに過酷な場所で行われる。とはいえ、何度も爆発した鉱山の中で調査されることはあまりない。ところが、南欧アルバニアにあるクロム鉄鉱の鉱山で、まさにそれが行われた。科学者たちの目当ては、ほぼ純粋な水素ガス。爆発のもとであると同時に、世界を変えるクリーンなエネルギー源になりうるものだ。 その水素が漏れ出ているところが見つかったと、2024年2月8日付けで学術誌「Scien

    大量に噴出する水素ガスを発見、世界を変えるエネルギー源に?
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    kamei_rio 2024/04/03
    "水素が岩石によってしっかりと封印され、微生物に食べ尽くされてはおらず、無用な地質学的反応によって分解されてもいない場所が存在していたのだ" そうなんだ
  • まるで「白無垢」姿の新種のヒラムシを発見、深海に沈んだ木から

    ヒラムシは主に浅瀬に生息するが、3000メートルの深海からも一部が発見されている雌雄同体で肉の生き物。プラナリアやサナダムシなどが仲間の扁形動物だ。 桜美林大学リベラルアーツ学群の大矢佑基助教(分類学・系統学)は日頃から野外調査に加え、「世界中のヒラムシを見つけたい」と、インターネットでも情報を集めている。2019年2月、三重県鳥羽市の鳥羽水族館のブログで、深海の沈木で発見されたという真っ白なヒラムシを見つけた。大矢助教は当時北海道大学の大学院生で、鳥羽水族館に頼んでこのヒラムシを北海道まで送ってもらい、標を作った。 観察した結果、ヒラムシの中でも世界で12種が報告されている「ペリケリス」という種類であることは分かったが、ペリケリスは派手な色味や模様がある種類も多い中で、今回は真っ白だった。深海域で発見されたのも初めてという。また、この種類に特有の目がなく、交接器の形状がこれまで報告さ

    まるで「白無垢」姿の新種のヒラムシを発見、深海に沈んだ木から
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    kamei_rio 2024/04/01
    "見た目の白さからラテン語で「雪のように白い」という意味を持つ「ニベア」を用いて、学名を「ペリケリスニベア(Pericelis nivea)」とした" ニベアフォーヒラムシ
  • 世界一長距離を移動する淡水魚が判明、南米アマゾンの巨大ナマズ

    ブラキプラティストマ・ルソーイ(Brachyplatystoma rouseauxii)という巨大ナマズ。写真は、ブラジルの若い個体。金色の体が特徴。(PHOTOGRAPH BY PROFESSOR DR. DIEGO ZACARDI AND MSC. FABÍOLA SILVA) 数十年前、ロナウド・バーセム氏がブラジルのアマゾン川河口域で巨大ナマズの一種、ブラキプラティストマ・ルソーイ(Brachyplatystoma rouseauxii)の研究を始めたとき、困惑したことがあった。それは、おとなの魚がいなかったことだ。成長すると体長2メートルほどになる金色の魚は、いったいどこで産卵しているのだろうか。 長年にわたる調査の結果、驚くべき答えが明らかになった。この魚は、いくつかの国を越え、南米大陸の反対側であるアンデス山脈のふもとまで、はるばると旅をしていた。2023年11月に学術誌「F

    世界一長距離を移動する淡水魚が判明、南米アマゾンの巨大ナマズ
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    kamei_rio 2024/03/26
    "2024年2月、ボン条約の回遊魚に、このB. ルソーイと、同じくアマゾンの巨大ナマズであるピラムターバが加わった。これは、南半球の魚で初めてのことだ"
  • 花はなぜ散る? 仕組みを解明、長持ちする花への応用も期待

    ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ 平安の歌人、紀友則(きのとものり)が詠んだ一首。古今和歌集に収められ、小倉百人一首でもお馴染みだ。「日の光がのどかに降り注ぐ春の日に、桜はなぜ、落ち着いた心もなく、散っていくのだろう」といった意味だが、その答えは令和の世に出た。「オートファジーが働いているから」。細胞内の老廃物を細胞自ら分解する仕組みで、日人がノーベル賞を受賞したことで知られる。これが、花が散る仕組みまでも握っていることを、奈良先端科学技術大学院大学、理化学研究所などの研究グループが解き明かした。 細胞の重要なメンテナンス機能 オートファジーは、細胞内の古くなったタンパク質や細胞小器官を、細胞自ら分解(自作用)して再利用する仕組み。真核細胞に備わり、細胞内を浄化し、またアミノ酸などの必要な分子を作って細胞を存続させている。動植物が健康を保つために欠かせない、細胞の重

    花はなぜ散る? 仕組みを解明、長持ちする花への応用も期待
    kamei_rio
    kamei_rio 2024/03/25
    "花が散るのは、ジャスモン酸を引き金とするオートファジーの仕組みによることを解明した"