キリンホールディングスは5月20日、電気の力で減塩食品の塩味やうま味を増強する食器型デバイス「エレキソルト スプーン」の、予約抽選販売を開始したと発表した。 エレキソルト スプーンは、減塩食品の塩味を約1.5倍に増強させる独自の電流波形の技術を搭載した食器型デバイスで、キリンホールディングスと、明治大学 総合数理学部先端メディアサイエンス学科 宮下芳明研究室とが、共同研究によって開発したもの。スプーンの柄にあるスイッチで電源を入れ、4段階のうち好みの強度を選択し、通常のスプーンと同様に使用する。なお、味の感じ方には個人差があるとしている。 キリンホールディングスは開発の背景として、20歳以上の日本人が1日当たりに摂取する食塩量が10.1グラムと、WHO(世界保健機関)が掲げる食塩摂取推奨量5.0グラムと比較すると非常に多いことを挙げる。 また同社が実施した調査によると、塩分を控えた食事を行