【カイロ篠田航一】エジプトのイスラム教最高指導者シャウキー・アラム師は今月に入り、仮想通貨の代表格としてインターネット上でやり取りされる「ビットコイン」について、「投機性が高く、イスラム教で禁じる賭博に似ている」として取引を禁じるファトワ(宗教令)を出した。政府系紙アルアハラムなどが伝えた。 ビットコインは2009年ごろからネット上で流通し、日本でも取引が盛ん。価格は日々変動し、民間の販売所などで購入して市場で取引できる。ドルや円など通貨との交換レートが変動するため、利益を…
タイトルだけで終わってしまう記事なのだが、じゃ円は皆が駄目だと思ったら死ぬのかといえば、まず死なない。あるいは皆が駄目だと思うことさえ簡単でない。なぜか。 もう3年ほど前、ルーブルが売られた際の記事だが、自国通貨買い介入の定理*1について思い出していただけると幸いである。要するに発行体がバランスシートの右側を安く買い戻せるとき、その財務は改善し、当該通貨を売る理由は加速度的に減少していく。 国債紙幣 それなら皆が国債を駄目だと思ったらどうなのかと思われるかもしれないが、こちらもまた構造は同じである。税金を取る対象であるところの、つまり政府から見て左側に居る我々も、また資産を抱えている。 さてビットコインはといえば、どれだけ抱えられていようが、どれだけ計算リソースが提供されていようが、皆が駄目だと思うとき、買う理由は見つからない。駄目じゃないかもしれない、と思うときだけ買う。ほとんど同語反復
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