学校法人・森友学園(大阪市)との国有地取引に関する決裁文書を財務省が改ざんした問題で、野党3党の衆院議員が23日、大阪拘置所で勾留中の学園前理事長の籠池泰典被告=詐欺などの罪で起訴=と接見した。議員らによると、前理事長は改ざん前の決裁文書にあった安倍晋三首相の妻昭恵氏の発言について「間違いない」と証言したという。 この日は、大阪地裁が接見を認めた6党の国会議員のうち、川内博史(立憲民主党)、今井雅人(希望の党)、宮本岳志(共産党)の3衆院議員が45分間接見し、その後、取材に応じた。 改ざん前の文書には、2014年4月に前理事長が昭恵氏を小学校建設予定地の国有地に案内した際、昭恵氏から「いい土地ですから、前に進めてください」と言われたとの学園側の発言が記載されていた。一方、安倍首相は、昭恵氏に確認したところ「そのようなことは申し上げていないということだった」と国会で全面否定していた。 議員ら