松坂大輔の決勝戦ノーヒットノーランで、横浜高校が史上5校目の春夏連覇を達成した1998年(平10)、青森大会で史上最多得点差の0-122で敗れ、全国レベルの話題となった深浦高校(現・木造高校深浦校舎)野球部が今夏、部員ゼロになり、16日から始まる秋季地区大会を辞退した。部員ゼロは初めて。同校は来春の新入生に期待するが、状況は厳しく、部員確保の見通しは立っていない。 【写真】野球部専用のグラウンド。右翼後方には岩木山を望む ◇ ◇ ◇ サッカー部や陸上部などとの共用ではない専用のグラウンド。まだ新しい部室には、青森から深紅の優勝旗にあと1歩に迫った三沢高校・太田幸司さんの「夢への挑戦」と書かれた色紙が飾られていた。しかし、グラウンドにも部室にも部員はいなかった。 中村亮太監督(28)は「グラウンドに人がいないのはこんなに寂しいものかと思います」と漏らした。2年前、3年生が最後の夏を終
大会2日目の6日、第3試合の沖学園(南福岡)―北照(南北海道)の試合中に動けなくなった北照の選手に、沖学園の選手が駆け寄って手当てをする場面があった。 九回表、左翼手の岡崎翔太君(3年)が、左中間の打球を二塁へ送球した後、両ふくらはぎがけいれんし、立てなくなった。沖学園の三塁コーチ・上園凱斗君(同)が冷却スプレーをもって走り、岡崎君の足を冷やしながら「大丈夫?」と声をかけた。 北照の地元・北海道小樽市の7月の平均気温は20・2度。岡崎君はイニングごとにスパイクを脱いで足を冷やしていたが、直前の八回の打席から右ふくらはぎに違和感を感じていたという。「北海道と比べると、湿気がすごかった。わかっていたのに、情けない」 上園君は「三塁側にいたので自分が一番近かった。冷やす物を持っていたので、倒れた瞬間に助けようと思った」。控えの高原敦彦君(2年)もベンチから左翼へ走り、水を届けた。 高原君に指示を
連覇を達成したときなど、街頭テレビに立ち見が出るほど日本では人気のあるWBC(写真:YUTAKA/アフロ) WBC(ワールドベースボールクラシック)の第4回大会が来年3月に開催されるが、この大会を最後に消滅する可能性があることを米国の複数メディアが報じた。 ESPNのクリスチャン・モレノ記者が「今大会で十分な利益があげられない限り、ワールド・ベースボール・クラッシックの大会が終了する可能性のあることを、複数のニュースソースから聞いた」とツイートしたもの。モレノ記者は英語とスペイン語のバイリンガルでドミニカ共和国の野球事情にも詳しい人物だ。 モレノ記者のツイートを受けて、米CBSホームページも「今回のワールド・ベースボール・クラシックが最後になるかもしれないと報じられた。2017年のWBCは、はっきりしない理由で特別なものになるかもしれない」という見出しで追報。 CBSの記事は、「2006年
ヤクルトスワローズが14年ぶりのリーグ優勝を決めた昨年10月2日の阪神戦で、3塁側の外野スタンドの一角がぽっかり空いたことは既報のとおり。ところが、このゲームの観客動員数は3万3986名。収容人数3万4092名の99.6%に当たる。ぽっかり空いた一角の座席数はおよそ2800席。このうち2割が埋まっていたとしても、2200席程度は空いていたはずだ。 3日前の9月29日に神宮球場で行われた広島・ヤクルト戦は、球場全体が文字どおり超満員の様相を呈していたが、公表された観客動員数は阪神戦より少ない3万3522人。なぜ阪神戦と広島戦の観客動員数は、実際に目で見た感覚と逆の結果になったのか。 常々ささやかれているとおり、観客動員数の水増しが横行している証かというと、そうではない。いくつかの条件が重なると起きる現象が、10月2日の神宮球場で起きてしまったのだ。 有料販売枚数に無料配布分の実来場者数をプラ
プロ野球セ・リーグは、7日でレギュラーシーズンが終了し、最終戦までもつれた順位争いは阪神が3位で、クライマックスシリーズに進み、広島が0.5ゲーム差の4位に終わりました。両チームの直接対決での「ビデオ判定」による誤審が、結果的に順位を左右した可能性もあり、今後の対策が求められています。 その後、この打球は実際にはホームランで誤審だったことが分かりましたが、記録は訂正されず、試合は2対2のまま引き分けとなりました。 この試合で、田中選手の打球がホームランと認められ、広島が勝っていた場合は、阪神と広島の最終順位が入れ代わっていた可能性もあり、今後の対策が求められています。 NPB=日本野球機構では、今月10日に始まるクライマックスシリーズと、その後の日本シリーズでは、待機している審判を含めて通常5人で行っているビデオ判定に、それぞれのリーグの統括が加わることを決めるなど、再発防止への取り組みを
7日に都内で開かれたセ・リーグ理事会で、順位決定後に公式戦を打ち切る案が検討されたことが分かった。 消化試合をなくすことが目的で、リーグ関係者は「レギュラーシーズンとクライマックスシリーズ(CS)の空き日を詰めるのとは趣旨が違う。やっても意味のない試合は打ち切ってもいいのでは、ということ」と説明。今季のセでは、3日に全ての順位が決定後、4日以降の公式戦はいわゆる消化試合となっており、パ・リーグでもCSファーストステージ(12日〜)の期間中に公式戦の楽天―オリックス戦(12、13日)が予定されている。セのアグリーメント第3条の2では「順位決定後の未消化の試合は打ち切ることがある」とされ、過去に50、53年に日本シリーズや日米野球との日程関係で公式戦を打ち切った例もある。セは今後も議論を重ね、来季以降に公式戦打ち切りを実施するか結論を出す。
今夏の甲子園で花巻東・千葉翔太外野手(3年)の“カット打法”が審判団から注意されたことを受け、岩手県高野連と同野球協会審判技術委員会は12日、2ストライクに追い込まれてから打者が明らかにファウルを狙った打撃をした場合は、スリーバント失敗でアウトとする、と確認した。「バントの定義」は高校野球特別規則に明記されており、各校にあらためて通達することはしないという。 また、甲子園で四死球を受けた選手がガッツポーズをしていたことに関連し、こうした態度は慎むように徹底していくことを決定した。今日13日に開幕する秋季高校野球岩手県大会で、各試合前に出場校の責任教諭(部長)と主将に口頭で説明するという。
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