日本でもたびたび話題にあがる男性の育児休暇。女性の取得率に比べると、男性のそれはまだまだ低い。2018年度はわずか6.16%だった。年明けに妻である滝川クリステルさんの出産を控え、話題となっている、小泉進次郎環境大臣の育休取得についても、賛否両論が巻き起こった。 一方、男性の育児休暇取得率が80%という国がある。フィンランドだ。その実態とこれからの課題について、実際に育休取得中の現地の人に話を聞いた。 男性の育休取得率は、80% ユハナ・トゥーナネンはフィンランド外務省で働く36歳の外交官。法務省で働く妻のヨハナとの間に2人の子どもがいる。2番目の子どもは今年生まれ、現在、5カ月間の育休を取得中だ。 ユハナは1人目が生まれた時は、3週間の育休を取得し、家族全員で過ごした。2人目が生まれた時に妻の重要な仕事が決まり、予定よりも早く産休から復活することを話し合った。母親からバトンタッチするかた