日本の古典文学作品の原文と現代語訳および読解
先日、「女性向けライトノベルに異変!? 少女たちがハマる奥深き世界の最先端」でもご紹介したように、魅力的な作品の宝庫である女子向けラノベ。しかし、男性向けラノベやコミックに比べ、アニメ化などが圧倒的に少ない!! それはなぜなのか。関係者に話を聞いたところ、「目利きがいない」とのこと。な、なんともったいない…。 そこで、前回の記事でもご協力いただいた、自身も多くの女子向けラノベを読破している書泉ブックタワーのライトノベル担当・田村恵子さんに、“絶対にアニメ化すべき女子向けラノベ5作品“を選んでもらった。 ■『白竜の花嫁』(永野水貴:著、薄葉カゲロー:イラスト/一迅社) 流血沙汰を招くと忌み嫌われている、赤い瞳の少女「澄白(すみしろ)」。彼女は、愛する「辰彌(たつみ)」との婚礼を目前に控えていた。しかしそんなある日、町が《御遣い》に襲われ、壊滅的な被害を受けてしまう。そこで国主は、《神》と呼ば
巻頭の序言に〈作家としての遺書である〉とある。「こんなもん二度と書かないよって意味ですよ」。筒井康隆さん(79)が新刊『創作の極意と掟』(講談社)で、若い書き手らに向け、すべきこととやってはいけないことをユーモアを交えて説いている。豊富な実体験をもとに、散文芸術の本質から文人の生活までを網羅した風変わりで味わい深い創作作法だ。(海老沢類) ◆開拓者のために これほど「掟(おきて)」という言葉から遠い作家もいない。『虚人たち』では登場人物の意識に沿ってページを白紙にし、『ダンシング・ヴァニティ』では音楽や演劇を意識し、フレーズや場面の反復を試みた。SFと純文学の垣根を越えて60年近くで積み上げた著作は掟破りの実験の歴史でもある。 「小説は何をどう書いてもいい芸術で、掟はない、という持論は変わらない。ただ知っておいた方がいいなと思うことはある。執筆を頼まれても遠慮してきたけれど、よぼよぼになっ
浪速大学に、志賀泉教授という女の先生がいて、岡山の修道院に住む修道女で、そこから新幹線で通ってきていた。もう五十代半ばだったが、この年になって初めて頭痛というものを知った、と言っていて、岡山から通うだけあって頑丈なんだなあ、と感心した。 その志賀先生が睦月さんに、 「あらっ、あなた、ラインホルド・ニーバーを知っているの」 と言ったことがある、という話を聞いた。 ラインホルド・ニーバーはドイツの聖職者で、断酒会で用いられる、「神よ、変えられることを変える勇気と、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい」という言葉の作者として知られる。 睦月さんは大学に勤務してから、断酒運動に熱心になっていた。私は酒を呑まないし、アル中の恐ろしさを知りつつあったから、彼女と、アル中を描いた映画「帰れ、いとしのシバ」の話をし、「失われた週末」をまだ観ていないというので勧めたりした。 ところが
公開中の作品 伊賀、伊勢路 (旧字旧仮名、作品ID:45514) 伊賀国 (旧字旧仮名、作品ID:45513) うつり香 (新字新仮名、作品ID:1675) 狂乱 (新字新仮名、作品ID:1677) 黒髪 (新字新仮名、作品ID:1676) 湖光島影 琵琶湖めぐり(旧字旧仮名、作品ID:4715) 霜凍る宵 (新字新仮名、作品ID:1678) 箱根の山々 (旧字旧仮名、作品ID:4662) 初雪 (旧字旧仮名、作品ID:59864) 雪の日 (新字新仮名、作品ID:53038) 別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名、作品ID:4713) 作業中の作品 →作業中 作家別作品一覧:近松 秋江 ある一つの時代 (旧字旧仮名、作品ID:60592) 煙霞 (新字旧仮名、作品ID:60213) 桜花の賦 (新字旧仮名、作品ID:60218) 菊花の賦 (新字旧仮名、作品ID:60215) 畿内の桜 (
1887(明治20)年1月16日、青森県弘前市松森町に生まれる。幼少の時、一家での北海道、青森・五所川原や南津軽郡碇ヶ関村などに転居した。碇ヶ関尋常小学校補修科を卒業後、単身上京するも帰郷し、北海道で鉄道車掌、営林署勤務などをした。1905(明治38)年に再び上京、哲学館(現東洋大学)で聴講生となるが、1908(明治41)年、徳田秋声に師事した。郷里で結婚したが単身上京して、作家を目指した。大正元年、広津和郎や谷崎精二らと同人雑誌「奇蹟」を創刊し、葛西歌棄の名で処女作『哀しき父』を発表した。生活苦などのためその後も別居・同居(東京・郷里の往復)を繰り返した。葛西は「自己小説」と呼ぶ私小説の文学像を追求し、『雪をんな』・『贋物』(いずれも大正6)などを発表した。大正7年の『子をつれて』が評判を呼び、大正11年頃までが全盛期となった。とくに『椎の若葉』や『湖畔手記』(いずれも大正13)などは詩
1990/04 光文社カッパ・ノベルス 1994/10 光文社文庫 2011/09 光文社BOOK WITH YOU 2013/09 光文社文庫
歴史小説の全て(主人公別) 「歴史小説の全て」について 「配役宝典」ほど徹底していないけれども、前からそういうものを作ったらよかろうと思っていたこれを作成した。(小谷野敦) 基本的に、日本近代の長編小説で、歴史上実在の人物ないし事件を題材としたもの。ただし戯曲は、有名なもの、文学史上重要なものは入れる。 日本編および外国編に分ける。 短編は、表題作であって捨てがたい時のみ採る。これは気まぐれ。 近代になると俄然、小説か実録か分からないものが増えてくるので、国会図書館の分類に従ったが、国会図書館は単行本を歴史、文庫本を小説に分類したりしているので、信用ならず、かといっていちいち読んで判定できないので、気づいたもののみ入れたり削ったりした。 水戸黄門漫遊記、大岡政談、平賀源内捕物帳など、実在の人物が主人公でも、史実とかけ離れたものは入れなかった。 イフものも入れなかった。 「古事記」「日本書紀
鶴屋南北の『東海道四谷怪談』で描かれる、美女が毒薬により醜くなるという展開は、柳亭種彦の『浅間嶽面影草紙(あさまがたけおもかげそうし)』が先輩だ。だが、『四谷怪談』が美男による女性虐待なのに対し、こちらは美女による美女の虐待だ。[記事詳細]
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