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あとで読むに関するmekurayanagiのブックマーク (146)

  • 『資本主義と闘った男』我々がまだ知らない本当の宇沢弘文とは - HONZ

    私たちはまだ当の宇沢弘文のことを何も知らない・・・これが書を読了しての思いである。そして、宇沢とは何者で、どこから来て、どこへ行こうとしていたのか、その全てを詳らかにしてくれるのが書である。これをきっかけに宇沢の功績の再評価が行われるに違いないと確信させる、経済学歴史に残る名著である。 「ノーベル経済学賞に最も近かった日人」であり、「社会的共通資」(Social Common Capital)の重要性を訴えた思想家である「宇沢弘文」という巨人の全貌を理解するのは至難の業である。その裾野は限りなく広く、その頂きは限りなく高く、私たちを容易には近づけてくれない。 そうした意味で、宇沢は自身が語っているように、ひとりぼっちの孤独な思想家であり社会活動家だった。多くの天才たちが同時代の人々に理解されてこなかったように。そして、その孤高の天才の86年に及ぶ生涯を、大部な640頁の評伝にま

    『資本主義と闘った男』我々がまだ知らない本当の宇沢弘文とは - HONZ
  • 数学における最大の謎: 望月新一と不可解な証明

    前回紹介した"ABC予想の壮大な証明をめぐって数学の巨人達が衝突する"はもちろん一般大衆向けの記事です。数論、数論幾何学、IUTT(宇宙際タイヒミュラー理論)のいずれかの専門家なら、そんな記事を読まなくても、そこまでに至る経緯は十分に承知しています(何故なら自分達の飯の種を左右する問題だから)。その方面の専門家でなくても数学研究者なら数学コミュニティ又は数学界を通して大概の経緯を聞き及んでいます。 私の身辺(私の友人共はすべて何らかの形で数学研究に携わっているので、それらを除きます)でその記事を読んだ感想は"そんなに拗れるのは不思議だ。もっと経緯を知りたい"というのが多かったです。その身辺の彼/彼女等はもちろん素人衆ですので、望月新一博士の名前も報道でしか聞いたことがないし、数学で何故これほどまでもつれるのか不思議でならないそうです。彼/彼女等は至って真面目です(何故こういう事を書くかと言

  • オウム真理教:幻想だった 無期受刑者、思考停止から償いへ 交流15年カウンセラー、本出版 - 毎日新聞

    1994年の松サリン事件などで無期懲役が確定したオウム真理教元幹部、中村昇受刑者(52)と15年間、対話を重ねてきたカウンセラーの中谷友香さん=東京都在住=が、交流の様子を初めて著書「幻想の〓 なぜ私はオウム受刑者の身元引受人になったのか」(KKベストセラーズ、26日発売)にまとめた。教団とは無関係に、手弁当で償いを支援してきた。著書では後悔の念を深める中村受刑者の姿がのぞく。【服部陽】 「遺族の苦しみを思うと、生きていることが申し訳なく……」 この記事は有料記事です。 残り1165文字(全文1391文字)

    オウム真理教:幻想だった 無期受刑者、思考停止から償いへ 交流15年カウンセラー、本出版 - 毎日新聞
    mekurayanagi
    mekurayanagi 2019/04/24
    帯に宮台推薦があって様子見。著者経歴が“塾講師・教員採用試験教育心理講師・教育カウンセラーを得て関西圏で個人セッション・ワークショップも開催している”だそうです。
  • アメリカの恩寵(専門書/単行本/社会/) 柏書房株式会社

    宗教的な分極化が進むアメリカで、宗教的な多様性が維持されているのはなぜか。その答えを導くカギは、宗教宗派を超えたソーシャル・キャピタルの網の目にあった――膨大な調査データを駆使して実証的に描き出した、コミュニティ論の金字塔! 《著者紹介》 ロバート・D・パットナム(Robert D. Putnam) 1941年生まれ。ハーバード大学教授。ハーバード大学ケネディ行政大学院学長、米国政治学会会長等を歴任。著書に『孤独なボウリング』(柏書房)のほか、『われらの子ども』(創元社)、『哲学する民主主義』(NTT出版)、編著に『流動化する民主主義』(ミネルヴァ書房)など。書でウッドロウ・ウィルソン基金賞、一連の研究でヨハン・スクデ政治学賞および米国人文科学メダルを受賞。 デヴィッド・E・キャンベル(David E. Campbell) 1971年生まれ。ノートルダム大学教授。選挙行動や教育、宗教に関

    アメリカの恩寵(専門書/単行本/社会/) 柏書房株式会社
    mekurayanagi
    mekurayanagi 2019/04/22
    本体7,800円+税
  • 宗教と社会の戦後史 - 東京大学出版会

    世俗化と宗教復興、この相反する動きは、実は同時進行していた! 書は戦後日の宗教と社会の関係を、このパラドクシカルな動きから理解する。政教分離の建前のもと、国家と宗教はどう関係してきたか、教団はそれにどう適応してきたか。見逃されてきた課題は何なのか。日社会の転機を根から問う。 ☆試し読み用のPDFをこちらからダウンロードできます。→/files/textsample/9784130104128.pdf ※UTokyoBiblioPlazaで自著解説が公開されています。 はじめに(堀江宗正) 序章 戦後七〇年の宗教をめぐる動き――いくつかの転機を経て(堀江宗正) 1 いくつかの転機 2 社会構造の変化から見た戦後宗教史 3 終戦か敗戦か 4 逆コースの戦後政治 5 国家神道の象徴的復興 6 靖国問題と国家神道の中心の転換 7 反共と宗教 8 戦後の平和主義と宗教 9 一神教批判の台頭

    宗教と社会の戦後史 - 東京大学出版会
  • 再分配のエスノグラフィ:経済・統治・社会的なもの

    経済的格差を是正するための方策であると同時に搾取の手段として、あるいは連帯の手立てであると同時に統治の道具として議論されてきた再分配の多様性と重なり合いを、世界各地の実践の調査研究から明らかにする試み。 ――なぜいま再分配の人類学なのか? 2010年代、経済政策としての富の再分配の重要性を指摘し、最低賃金 の上昇を旗印にした社会運動が国内外で注目され、支持を集めた。いっぽう、人類学における「再分配」は、市場とは異なるものであり、市場に対抗するための手段であるという見方が提示されてきた。人類学における「再分配」と所得再分配政策としての富の再分配は、国民国家を前提としているかどうかや、格差の是正を志向しているかどうかなど大きく異なる点もあるが、共通している部分もある。書では、人類学で古典的に議論されてきた、より小規模の再分配的な実践だけではなく、所得再分配政策における富の再分配とその影響につ

  • 植民地朝鮮の民族宗教 国家神道体制下の「類似宗教」論 書評|青野 正明(法蔵館)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」

    三月一日は韓国の三・一独立運動百周年であり、光化門広場にて文在寅大統領が「親日残滓の清算」を促す演説をしたほか、各地で政治団体や市民によって日の植民地支配を批判する集会が催された。独島(竹島)の領土問題、従軍慰安婦や徴用工にかかる謝罪・補償の問題で日韓関係が冷え込んでいる。 日は、GHQの影響下で国家神道や軍国主義を批判することから戦後史を刻んできたが、韓国は光復後の南北分離独立、朝鮮戦争、休戦状態のなかで保守派は日と緊密な関係を構築して開発独裁体制から今日の経済発展を築き、革新派は南北統一や植民地主義を批判しながら市民社会の形成をめざしてきた。日歴史認識には封建遺制やファシズムという内在的な他者が想定されたのに対して、韓国では日それ自体を他者として歴史認識を形成している。帝国主義に対する認識と実感がまったく違うのである。 青野正明は、国家神道ではなく帝国神道であるという。台湾

    植民地朝鮮の民族宗教 国家神道体制下の「類似宗教」論 書評|青野 正明(法蔵館)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
    mekurayanagi
    mekurayanagi 2019/04/13
    『帝国神道の形成―植民地朝鮮と国家神道の論理』『植民地近代という経験-植民地朝鮮と日本近代仏教』と併せて読みたい。
  • リベラリズムの系譜学 | 法の支配と民主主義は「自由」に何をもたらすか | みすず書房

    私たち人間は常に「自由」を求め、自らの人生の可能性を追求したり、幸福を実現するために、二千年以上にわたって「リベラリズム」という運動をつづけてきた。 しかし、リベラリズムにおいて自由が保障されるということは、個々人がなんの足枷もなく自由に振る舞う、ということではない。リベラリズムは、政治に参加したり、公平に裁かれたりする権限・権利が保障されることを求め、同時にそれにふさわしい社会システムを必要とするのである。 書では「法の支配」という制御系システム、そして「民主主義」という駆動系システムという二つの柱に焦点をあて、これまでのリベラリズムがどのような社会システムの中で成り立ってきたのかを検討する。その二つの柱のバランスこそが、私たちが享受する「自由」を決定づけてきたのだ。 私たちは、「リベラリズム」という運動をこれからも後世に託しつづけられるのだろうか? それとも、この運動そのものに終止符

    リベラリズムの系譜学 | 法の支配と民主主義は「自由」に何をもたらすか | みすず書房
  • 勁草書房創立70周年記念企画 「著者が選ぶ 勁草書房のこの3冊」 公開のお知らせ - 株式会社 勁草書房

    勁草書房は2018年4月12日に創立70周年を迎えました。その記念企画として同月から1年をかけてフェア「著者が選ぶ 勁草書房のこの3冊」を全国の書店17店で開催してまいりました。フェアでは17名の著者の方々に選書と推薦コメントをいただき、店頭では選書された書籍を展示するとともに選者コメントを掲載した小冊子を配布し、好評のうち2019年3月に幕を閉じました。 創業から71周年を迎え、このたび創立70周年記念フェア開催店でお配りした小冊子の内容を公開する運びとなりました。勁草書房がこれまで刊行してきた書籍6,500点の中から選ばれた書籍をご覧いただき、皆様の読書の一助となれば幸いです。(2019年4月12日) ● 「勁草書房のこの3冊」選者17名(五十音順・敬称略)の選書とコメント ※ フェアで完売し品切の書籍がございますのでご了承ください。 ※ 選者の皆様の肩書は2018年4月現在のものです

    mekurayanagi
    mekurayanagi 2019/04/13
    『熟議が壊れるとき』 キャス・サンスティーン著 が人気の模様。
  • 「冷笑的な私」はどこから?ボランティアの歴史からたどる ー 東京大学・仁平典宏准教授【前編】

    昨年、メディアを賑わせた東京オリンピックのボランティア動員問題。ボランティアにはたとえ人がそれを良心で行なっているとしても、その動機や結果に批判や冷笑の目が向けられるジレンマがつきまとう。似たことはボランティアだけではなく、寄付などのあらゆる慈善活動に見いだせる。今回インタビューする東京大学・仁平典宏准教授は著書『「ボランティア」の誕生と終焉 〈贈与のパラドックス〉の知識社会学』(名古屋大学出版会、2011年)で、日のボランティアの言説の歴史を振り返り、そこに共通するあるパターンを見出した。ボランティアが抱えるジレンマを解きほぐすヒントがあるかもしれないと思い、お話を伺った。 前編では、仁平准教授がボランティアの歴史を研究するにいたった経緯と、戦中までのボランティア言説の歴史についてご紹介する。 【インタビュー後編はこちら】日は「純度100%」を求めがち? — 東京大学・仁平典宏准教

    「冷笑的な私」はどこから?ボランティアの歴史からたどる ー 東京大学・仁平典宏准教授【前編】
    mekurayanagi
    mekurayanagi 2019/04/13
    “言説を歴史的に追うことで、「私的なこと」と「政治的なこと」との編成の変化を捉えられるのでは…「社会・政治への関心が希薄な私自身」がどういう時代的条件で生まれたのかという、自分探しの意味も”
  • 乾式貯蔵技術を米国とはまったくの別物に変えたヒノマル原発産業の宿痾 « ハーバー・ビジネス・オンライン

    写真はイメージです。 photo by Nuclear Regulatory Commission via flickr (CC BY 2.0) 連載原子力PA編では、前回一度だけNUMOの高レベル放射性廃棄物最終処分場選定に関する説明会への参加レポートを挟みましたが、基的には愛媛県八幡浜市で行われた「使用済燃料乾式貯蔵施設に関わる講演会」で目にした長沢博士、奈良林博士の講演についてその概要をお伝えしてきました。(参照:連載原子力PAシリーズ1、2、3) この核燃料乾式貯蔵(乾式貯蔵)は、合衆国の商用原子力発電所としては1986年にサリー原子力発電所(Surry N.P.P. Virginia, USA)で初運用されており、十分に成熟した技術といえます。 乾式貯蔵は、ドライキャスクと管理施設への投資が大きく、一方で維持・運用費は小さいという費用構造上の特徴があります。初期投資が大きく

    乾式貯蔵技術を米国とはまったくの別物に変えたヒノマル原発産業の宿痾 « ハーバー・ビジネス・オンライン
  • アマゾンの倉庫勤務vs.ウーバーの運転手。最低賃金の仕事はどっちが過酷か(BUSINESS INSIDER JAPAN) - Yahoo!ニュース

    国籍は違いながらも、気骨あるジャーナリストの渾身の取材である。 イギリス人のフリーランスのジャーナリストであるジェームズ・ブラッドワース氏(36)は、イギリスでは20人に1人が最低賃金で働いているという実態を知るため、半年間、自ら4カ所で4種類の最低賃金に体験取材した。 【全写真を見る】アマゾンの倉庫勤務vs.ウーバーの運転手。最低賃金の仕事はどっちが過酷か その成果がこのほど、『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した~潜入・最低賃金労働の現場~』として出版された。原書は2018年刊行の『Hired: Six Months Undercover In Low-Wage Britain』だ。 著者は、《はじめに》でこう書いている。 「結局のところ、これは21世紀の労働者階級の生活についてのだ。多くの人にとって、かつては誇りの源だった“仕事”は、尊厳と人間性を奪おうとする容赦ない攻撃

    アマゾンの倉庫勤務vs.ウーバーの運転手。最低賃金の仕事はどっちが過酷か(BUSINESS INSIDER JAPAN) - Yahoo!ニュース
    mekurayanagi
    mekurayanagi 2019/03/29
    “ブラッドワース氏の答えはこうである。「労働組合を通して労働者が団結する以外に、労働者の権利を取り戻す方法はない。”
  • メンズファッションのルールをまとめた解説書、なんだけど…シルエットの図解で登場したのはまさかのアレな上にすごくマニアック

    MB@YouTubeとかTV番組とかメルマガとか書籍とかオリジナルブランドとか色々やってる人です。 @MBKnowerMag BS番組「MBの俺のドラ1」放送中、書籍「最速でおしゃれに見せる方法」漫画「服を着るならこんなふうに」など累計100万部突破の作家。最近はYouTuberって言われます。https://t.co/6gkGQp5dDR 未完所属。取材・出演依頼、DM等は事務所管理となります。 https://t.co/Qb9wsekWl4

    メンズファッションのルールをまとめた解説書、なんだけど…シルエットの図解で登場したのはまさかのアレな上にすごくマニアック
    mekurayanagi
    mekurayanagi 2019/03/23
    2年以上前に出た本を今頃なぜ…
  • 〈僧侶らしさ〉と〈女性らしさ〉の宗教社会学 - 株式会社晃洋書房

    序 章 女性僧侶を問う現代的意義 第1章 女性僧侶とは誰か 第2章 女性僧侶研究の方法論的視座 第3章 「つながりがどんどん出来てきたときに、あぁ自分は女性だったんだって思い出す」――Aさんのライフストーリー 第4章 「少しずつ開き直って、私らしいやり方で」――Bさんのライフストーリー 第5章 「平等じゃない社会のなかで、それでも生きていく」――Cさんのライフストーリー 第6章 〈男社会〉の多面性 第7章 〈僧侶らしさ〉と〈女性らしさ〉の交渉実践 終 章 結論と残された課題

  • 『山口晃 親鸞 全挿画集』五木寛之「親鸞」連載で全開になった山口晃ワールド - HONZ

    厚さは約4.5cm、総ぺージ数696の大型だ。重さは1kg以上。我が家のキッチンスケールの針が振り切れたので計測不能だった。 2008年9月から2014年7月まで1052回にわたって地方紙に連載された五木寛之の長編小説『親鸞』に添えられていた挿画の総集である。もちろん1052点の挿画は原画通りフルカラーで収録されている。 若い世代には、五木寛之の小説を読んだことはないが、山口晃の絵は好きだという人も多いかもしれない。私もその口で、この挿画集は楽しみにしていた。 山口晃の絵の魅力は見る側の想像力をかならず超えることだ。代表的な作品イメージとしては、狩野派のような金雲を使った画面構成で現代と近代が融合した繁華街を俯瞰し、さらに機械仕掛けの馬に乗った戦国武士まで登場させるという、時間と空間を横断した作品だ。その筆致は精密で、画家の奇想をそこかしこに見つけ出す楽しみもある。下手をすると絵の前に3

    『山口晃 親鸞 全挿画集』五木寛之「親鸞」連載で全開になった山口晃ワールド - HONZ
    mekurayanagi
    mekurayanagi 2019/03/16
    欲しいが…
  • 野口雅弘『忖度と官僚制の政治学』 - 西東京日記 IN はてな

    タイトルからすると、ここ最近の安倍政権を批判したにも思えますが、そこは『官僚制批判の論理と心理』(中公新書)で、ウェーバーをはじめトクヴィル、アーレント、フーコー、ルーマンなどを参照しながら官僚機構の肥大化と官僚批判のメカニズムを論じてみせた著者、もっと広い視野と長いスパンで官僚制を論じています。 中身は著者がさまざまな雑誌などに発表してきたものと書き下ろしの「政治学エッセイ」からなっており、現在の官僚制の問題だけではなく、「アイヒマンは当に『悪の陳腐さ』を表す人間だったのか?」など、いろいろな論点を含んでいます。 ここでそのすべてを紹介する余裕はないので、一番面白く感じた最後の第11章からさかのぼる形で簡単に内容を紹介していこうと思います。 目次は以下の通り。 序章 今日の文脈 第1章 官僚制と文書―バルザック・ウェーバー・グレーバー 第2章 脱官僚と決定の負荷―政治的ロマン主義をめ

    野口雅弘『忖度と官僚制の政治学』 - 西東京日記 IN はてな
    mekurayanagi
    mekurayanagi 2019/02/22
    “「説明責任でなされることが「手続き」に集中すれば、当然、その「実質」的な理由は置き去りにされる」(246p)”
  • 孤独とは何なのか。「ある世捨て人の物語 -誰にも知られず森で27年間暮らした男-」の感想 - うさるの厨二病な読書日記

    2013年4月4日、アメリカのメイン州で無人の別荘地帯に盗みに入った男が捕まる。 捕まったクリストファー・ナイトは、20歳のときに森の中に入って以来27年間、二度簡単な挨拶の言葉を交わした以外は、手紙や文字も含めて一切世間と関わらず生きてきた。 アメリカでは映画にもなった、27年間世間と隔絶した生活を送ったクリス・ナイトの実話。 ナイトが無人とはいえ、別荘地帯に頻繁に盗みに入っていた、というのはすごく引っかかった。 「何が盗られたかは問題ではなく、不気味で怖かった。心の平穏が乱された」という人の気持ちはよく分かる。 ナイトは暴力行為や破壊行為は一切していないし、盗んだもの自体は些細なものだけれど、何回も繰り返し入られれば日常生活に支障をきたすくらいの心配事になるだろう。 ただ一方で、こういう完全に文明社会から隔絶して生きていきたい、という人が生きる余地が現代はないというのは、その通りかもし

    孤独とは何なのか。「ある世捨て人の物語 -誰にも知られず森で27年間暮らした男-」の感想 - うさるの厨二病な読書日記
  • blog: 迷子のままに 書評:『〈自立支援〉の社会保障を問う』

    『〈自立支援〉の社会保障を問う』(桜井啓太/法律文化社2017)というを読んだ。ずっと気になっていたものの、5832円という高額ゆえなかなか入手できずにいたのだが、ようやく読むことができた。 書は、「自立支援」という言葉が、日においていつから出てきて、どのように広まり、福祉政策に影響してきたか、そして、ほんとうに「自立支援」が自立につながっているのかを、たいへん丹念に実証的に追うとともに、広く深い視野から批判している。 書によると、日で「自立支援」という言葉が出てきたのは1987年のことで、たかが30年前のことにすぎない。そして、当初は中国残留孤児の日社会への定着問題として語られていたそうだ。それが、高齢者、児童、母子家庭、障害者、生活保護世帯、ホームレスひきこもりニートなど、どんどん拡大していき、いまや福祉そのものが、困窮者の保護から自立支援へと変質してきた。 しかし、た

    mekurayanagi
    mekurayanagi 2019/02/17
    “私たちの社会は、困窮している人々の生をただ保障することができなくなっている。”
  • レーダー照射問題、日韓双方の発表をとことん突き詰めてわかる8つの「ファクト」と「フェイク」(HARBOR BUSINESS Online) - Yahoo!ニュース

    単発記事のつもりで始めた日韓軍事インシデント「日韓電探照射問題」シリーズは、今回で第7回となりました。大前提として、日韓両国の公式発表、所轄する省庁の担当者による記者会見での発言というファクトに立脚するという執筆方針を堅持し続けていますが、なぜか「反日」だのと意味不明の言葉とともにツイッターやフェイスブックでKamikaze Attackしてくる方があとを絶ちません。対空砲は商売大繁盛です。一方で被参照数も鰻登りです。これまた商売大繁盛です。 ⇒【画像】産経新聞が2018年5月に報じた北朝鮮の違法操業船についての記事に掲載されたマップ 第5回と第6回で韓国国防部の重要なブリーフィングについて全訳をご紹介しました。これらと日政府、主に防衛省からの発表内容を照合することによって、何が対立点であるか、何が問題であるか、何が不明であるかが分かると思います。 今回は、1/23以降の事態拡大について

    レーダー照射問題、日韓双方の発表をとことん突き詰めてわかる8つの「ファクト」と「フェイク」(HARBOR BUSINESS Online) - Yahoo!ニュース
  • 悔悟 オウム真理教元信徒広瀬健一の手記の通販/広瀬 健一/髙村 薫 - 紙の本:honto本の通販ストア

    書店で手に取った麻原彰晃の著書が、一人の多感な若者の運命を変えた−。地下鉄サリン死刑囚・広瀬健一が、自身の信仰の形成過程を振り返り、信者たちが麻原彰晃とその教義に傾倒してゆく原理を明らかにしようと試みた手記。【「TRC MARC」の商品解説】 【文学/日文学評論随筆その他】2018年7月に死刑執行された地下鉄サリン実行犯・広瀬健一。悔悟の念に駆られつつ、なぜ自身がオウムの教義に惹かれたのか、教団が何を目指したのか、理系の目で分析された精緻な手記を公開する。司法が迂回したオウムの宗教的側面を真正面から見据える記録である。【商品解説】 2018年7月に死刑執行された地下鉄サリン実行犯・広瀬健一。悔悟の念に駆られつつ、なぜ自身がオウムの教義に惹かれたのか、教団が何を目指したのか、理系の目で分析された精緻な手記を公開する。司法が迂回したオウムの宗教的側面を真正面から見据える記録である。【の内容

    悔悟 オウム真理教元信徒広瀬健一の手記の通販/広瀬 健一/髙村 薫 - 紙の本:honto本の通販ストア
    mekurayanagi
    mekurayanagi 2019/01/30
    おお、やっとまともな監修でオウム元死刑囚の本が出るか。