サンケイスポーツなど在京スポーツ7紙の映画記者が選ぶ「第56回ブルーリボン賞」が22日、決定した。助演男優賞のピエール瀧(46)は受賞の知らせを聞いた瞬間を振り返り、「なんかキツネにつままれた感じでした」と照れ笑いを浮かべた。 テクノバンド、電気グルーヴのメンバーとしても有名。受賞対象作の一つである「凶悪」は露見していない殺人事件を獄中から告発する死刑囚役で迫力ある演技を見せたが、「俳優は本職としてやっているわけではない」という考えだ。 昨年は「そして父になる」「くじけないで」やNHK連続テレビ小説「あまちゃん」でも存在感を発揮。それでも、「ぼくは撮影部や照明部などの方と一緒で俳優部の一人として作品に貢献したいと思って参加しているだけ」と気負いはない。