今月3日に、「もし本当に、昔、贔屓の力士が花道をさがるときに汗をかいた背中にお札を貼り付けたのであれば、あのパチパチが、どれほど心地よかったか、考えるだけでも愉快です」と書きました。 京都へ行く車中で、古本で買った『おすもうさんのおしり』(日本ペンクラブ編。1993)を読みました。いろいろは人が相撲に関することを書いている本です。その中に相撲後援会の第一人者ともみられている内館牧子さんのエッセイがありました。その中に、贔屓の力士が花道をさがるときに汗をかいた背中にお札を貼り付けた逸話が紹介されています。 内館さんは、本心から相撲が好きなようで、このエッセイを読んでいたら、本気で相撲を見に行きたいという思いが沸き起こりました。 まずは、そんな思いが沸き起こった部分を紹介します。 朝から観ていると、良質のサクセスストーリーのドラマを観た気になる。横綱や大関になるのがどれほど大変なことか、肌でわ