こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 トランプさんが次期大統領に選ばれたことで、TPPと道徳教育に終了の鐘が鳴り響いています。 これまで学校の道徳教育では、「ウソをつくな」「他人の悪口をいうな」「差別やいじめをするな」「異性を侮辱するな」と教えてきました。ところが、それに反することを公然とやってきた人が、アメリカという超大国の最高権力者に選ばれてしまったのです。 不道徳なことをやりたい放題やっても叱られるどころか、大統領になれちゃうのなら、もはや道徳教育は意味をなしません。 さて、学校現場で道徳の授業をやっている先生がたに、ぜひうかがってみたいものです。この道徳の危機的状況を、こどもたちにはどう教えます? 「本当はトランプさんはいいひとなんだよ! さあ、みんなでトランプさんのケツをなめよう!」とでも? そんな絶妙だか微妙だかわからんタイミングで発売された私の最新刊が、道徳教育の本質をえ