序 世の中、プロダクトにせよサービスにせよユーザー軽視のものが増加している。 というよりも、インターネットに商売が乗り込んだ時代からずっと、その傾向が止まらないと言ったほうがいいのかもしれない。 サービス開始当初はユーザーオリエンテッドな志を掲げていても、やがてユーザーを踏みにじり、利益や都合を押し付けるのが当たり前になっているのが現状だ。 そして、それを「当たり前だ」として正当化させる発言も世に溢れている。 この記事ではそうしたことをひとつひとつ検証していきたい。 JavaScriptは「有効にしている」のではなく、「使わされている」である 「ほとんどの人はブラウザでJavaScriptを有効にしており、JavaScriptは歓迎されている」という言説を見るのだが、これは明らかに事実に反している。 まず、その「ほとんどのブラウザ」はChromium系列, Firefox系列(ほぼFire