今日10月17日は「上水道の日」と定められています。1887(明治20)年に現在の神奈川県横浜市に日本で初めての近代的な上水道が造られ、10月17日に給水を開始したことが由来とされています。 ところで、上水道のほかに下水道があることはよく知られていますが、近年は中水道という言葉がよく聞かれます。上水道、中水道、下水道とは何か、それぞれの違いについて調べてみました。 上水道とは、水道水などの飲用に適した水を供給する水道と、水道管やポンプなど供給のために必要な設備全般のことをいいます。上水道には水源が必要で、自然の川や湖沼、ダム湖といった地表水、比較的浅い地下を流れる伏流水、井戸水のように地下深くから汲み上げる地下水の3種類に大きく分けられます。 近代水道における上水道は、「ろ過した水に圧力を加えて鉄管で供給し、蛇口を開ければいつでも使えるもの」という定義がなされています。上水というと、歴史で