イタリア・ベネチアで再開されたゴンドラに、マスク姿で乗る人々(2020年6月12日撮影、資料写真)。(c)ANDREA PATTARO / AFP 【6月19日 AFP】(更新)イタリア北部の2都市に、新型コロナウイルスが昨年12月に存在していたことが、国の研究所が行った下水調査で判明した。渡航者を除き、同国内で最初の感染者が確認された日の2か月以上前に当たる。 AFPが19日に確認した高等衛生研究所(ISS)の発表によると、昨年末にミラノ(Milan)とトリノ(Turin)、さらに今年1月にボローニャ(Bologna)で採取された下水のサンプルから、新型コロナウイルス「Sars-Cov-2」の遺伝子の痕跡が発見されたという。 渡航者を除き、イタリア国内での感染者が初めて確認されたのは2月中旬だった。 ISSの水質専門家、ジュゼピーナ・ラローザ(Giuseppina La Rosa)氏とそ