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ブックマーク / yeemar.seesaa.net (1)

  • 「号泣」の「誤用」成立まで

    三省堂辞書サイトでの連載に書いたばかりのことですが、『三省堂国語辞典』第6版に「号泣」の「誤用」の意味が入りました。いわく、(2)〔あやまって〕大いに なみだを流すこと。この用法の成立について、上の連載の文章に例を補ったりして、もう少し詳しく記してみます。 「号」は、「号令」「怒号」で分かるとおり、「さけぶ」という意味です。でも、大声をあげず、いわば「滂沱の涙を流す」とでもいうべき場合に使われているというのが、上の語釈の趣旨です。 声を上げない「号泣」については、早くは、橋五郎監修・読売新聞新日語取材班『乱れているか? テレビの言葉』(中公新書ラクレ 2004)p.26で触れられています(元の新聞記事は2003.10.09 夕刊 p.18)。ワイドショーなどでは、過剰な表現のタイトルを多用することが多い。「遺族号泣」「アジト潜入」「極秘入籍発覚」――。大げさな言葉で視聴者の目を引こうと

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