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ブックマーク / youkoseki.tumblr.com (25)

  • オンライン広告の請求と審査について勝手に補足します

    「著作(ライトノベル)のカバーイラストがポルノ認定され広告を禁止された件についてTwitter支社に行ってきた話」について勝手に補足します。 なぜお金を払った広告が停止させられるのか今日のオンライン広告では、配信中に広告の再審査が行われる場合がある。 今回の広告は、配信前の審査では通ったが、配信中の再審査に引っかかり、配信を止められたと予想される。 払ったお金は返ってこないのか返ってこない。お金を払ったぶんの広告は、すでに配信されているから。 今回利用されたTwitter広告は、運用型広告と言われるもので、広告が運用された分だけ(実際に配信された分だけ)、お金を払う必要がある。自分の都合で配信を止めても、審査の都合で配信を止められても、それまでに配信された分は支払う必要があり、実際にすでに払っている。 一方、審査によって広告が停止されたが、そのために配信されなかった分までお金を払うわけ

    オンライン広告の請求と審査について勝手に補足します
  • Facebookの個人回帰はなにを意味するか

    Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは、毎年年初に新しいことに挑戦すると宣言し、その通り実行してきた。 毎日ネクタイを結ぶこと(2009)、中国語を学ぶこと(2010)、自分で殺した動物の肉だけをべること(2011)、毎日プログラミングすること(2012)、Facebook従業員以外と毎日新しく知り合うこと(2013)、「ありがとう」の手紙を毎日書くこと(2014)、隔週でを読むこと(2015)、家をスマートホーム化すること、365マイル走ること(2016)、アメリカの各州を訪れること(2017)……。いずれも業とはほぼ無関係であった。 それが今年は「Facebookを直すこと」を目標に掲げた。具体的には、コミュニティをやいじめやヘイトスピーチから守ること、国家の介入を防ぐこと、Facebook上で費やす時間を「良い時間」にすることが例に挙げられている。 さらに宣言からちょ

    Facebookの個人回帰はなにを意味するか
  • セルカンアワードについての覚え書き

    セルカンアワードが提唱されたのは2012年、yomoyomoさんのツイートである。そのあと、yomoyomoさんご自身のブログでも言及されている。 その年ばれた最大の業績捏造を選び戒めとするセルカンアワード(仮名)を作るのはどうか October 12, 2012私はかねてより経歴詐称というものに興味があって、このセルカンアワードもすごく面白いなと感じていた。 私はもともとライフログ研究者で、最近こそ道を外れてしまったが、データ分析みたいな仕事をしてきた。学歴や職歴はおろか、毎日の一挙手一投足まで逐一記録されるのが今の世の中であろう。 そんな時代に、嘘というか虚構によって、自分の人生を作り替えていくというのは、まわりの人には迷惑だろうけど、率直に言うと、なんだかうっとりするものがある。だって、私が突然、プリンストン大学の客員教授だったとか言い出したらおかしいでしょう。でも、そういうことが現

    セルカンアワードについての覚え書き
  • インターネットはすでに死んでいる*

    (*個人の感想であり、体感には個人差があります) なにかにつけ大きな主語を使ったり、隙あらば「○○は死んだ」と言ったりするのはインターネッターの悪い癖だが、ここで私は大きな主語を使いながらネットワーク中立性について書く。 ネットワーク中立性とは「ユーザー、コンテンツ、サイト、プラットフォーム、アプリケーション、接続している装置、通信モードによって差別あるいは区別することなく、インターネットサービスプロバイダ(インターネット接続業者)や各国政府が、インターネット上の全てのデータを平等に扱うべきだとする考え方である」(Wikipedia)である。 重要なのは、これがインターネットサービスプロバイダ(ISP)への規制であるということだ。ISPは、その回線上で流れるデータを差別してはいけない、ということである。 この原則はとても重要であった。もしインターネットにこの原則がなければ、ISPは自社と競

    インターネットはすでに死んでいる*
  • 炎上するTwitterの性善説、混迷するFacebookの性悪説

    「ネット炎上、参加者わずか2.8% それなのに拡散するのはなぜ?」という記事を読んで、私が最初に思ったのは「炎上に参加するのが2.8%ってめっちゃ多くない?!」であった。 数字の出所は、文化庁による「平成28年度版 国語に関する世論調査」(PDF)である。 詳しく見てみると『「炎上」を目撃した際に書き込みや拡散をするか』という質問に対して、「大体すると思う」(すげえな)か「たまにすると思う」と答えた人の割合が合計で2.8%ということであった。 これはネット調査ではないので、そもそも母集団にはインターネットを使わない、書き込まないという人もいる。その中での2.8%である。実際、20代に限れば、この割合は10.7%にまで上がる。 具体的に考えてみる。Twitterユーザーがいて、フォロワーが200人いたとする。このうち半分が実際にツイートを読んでいるフォロワーである。炎上について書き込むと、1

    炎上するTwitterの性善説、混迷するFacebookの性悪説
  • アルティメットステマと戦え

    ステマという言葉が生まれてまだ数年だが、どうやらそれはあまりに便利な言葉だったようで、今やどんどん用途を拡大している。あれはステマでは、これもステマでは、というような批判は後を絶たず、業界はそのたびに釈明に追われている。 ステルスマーケティングには「消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること」(Wikipedia)や「マーケティングの手法のうち、それが宣伝であると消費者に悟られないように宣伝を行うこと」(weblio)といった定義があって、これは大方の納得するところだろう。しかし「気付かされないように」「悟られないように」というのはわりと主観的判断であり、なにがステマでなにがステマでないか線引きをするのは案外難しい。 よくあるのは「広告には広告と明記しろ」という意見である。なるほど、そうすれば広告と気付くだろうし、余計なギガが減ることもない。しかし現実には、テレビ広告、雑誌広告、新

    アルティメットステマと戦え
  • 嫌われるウェブ2.0

    クックパッドがハチミツを利用した離乳レシピや、豚ユッケを掲載していた件で、批判を集めている。CGM(Consumer Generated Media)やウェブ2.0なんて言葉が死語に近付きつつある中、こうしたCGMサービス、Web 2.0企業に対する逆風が今になって強まっているのは偶然だろうか。 一番の例は、Naverまとめだろう。Naverまとめは誰でも投稿できるCGMプラットフォームだが、他者の著作物を転載、再利用したコンテンツが散見されながら、プラットフォーム側はその対応を十分に行っていないと言われている。無断転載はブログ時代にもあったことで、CGMと無法者の関係は今にはじまったことではない。しかし、これまでその矛先はブログ著者など個人に向かうことが多かった。今や批判は「まとめ主」など投稿者よりも、プラットフォーム側へ移りつつあるようだ。 似たような例として、海外でのYouTube

    嫌われるウェブ2.0
    morobitokozou
    morobitokozou 2017/04/10
    嫌われる「ウェブ2.0」なのか、「嫌われるウェブ」2.0なのか
  • 歴史あるメディアは嫌われる問題

    新聞、雑誌、ネット専業メディア、なんでもいいが、たとえばそういうメディアが、なにか鋭い意見の記事を出して、話題になったとする。すると「でもこのメディアって前はこうだったじゃん」という人が現れる。それは一週間前に書かれた正反対の意見記事であったり、半年前に思いっきり滑ったジョークだったり、一年前のポエミーな記事であったり、三年前の誤報であったり、25年前の不祥事であったりする。 「ここではいいこと書いてるかもしれないけど、前はこうだったじゃん!」と。 こういう古い話をいつまでも持ち出してくる人の気持ちは、もちろん分かる。私自身、とても執念深いので。 それはそれとして、インターネット時代のメディアというのは、速報性も網羅性も求められるわけで、たいへんである。ニュース現場から記者がTweetするというのも今では珍しくない。日々、難しい社会の問題について沢山の情報を他社に負けないスピードで配信する

    歴史あるメディアは嫌われる問題
  • インターネットに神がいなくて良かった

    Welqの健康に関わる記事を、なぜGoogleは検索結果の上位に置き続けたのか。大統領選でデマを配信するメディアを、なぜFacebookは放置したのか。写真や文章の転載に対して、Naverまとめはなぜ対処しないのか。ついでに、なぜインターネットの広告は不愉快なものが沢山あるのか。 こうした問題の根は同じである。誰も善し悪しを判定したくないのだ。これは真実か、デマか、オリジナルか、剽窃か、面白い表現か、不愉快か、そうした判断を下すのは、とても難しい。というか、不可能だ。コストもかかるし、時に政治的な判断が求められる。国や文化や時代によってその判断基準も異なる。99%がデマと気付くことでも、1%は固く信じていたりする。そういう人達を、デマを信じる可哀想な人達と分類すると、怒る。 また、そもそも真実か否か、オリジナルか否か、快か不快か、その判定を営利目的の私企業させて良いのだろうか。ブラックシ

    インターネットに神がいなくて良かった
  • デジタル広告という中心のない問題

    私がデジタル広告業界に足を踏み入れてからもうすぐ五年が経つが、この数ヶ月ほど業界が話題になったことはない。 まず広告代理店で不正請求の問題が明みになり、また長時間労働とその結果として自殺がニュースになった。米国では大統領選の結果を受けてプラットフォームにおけるデマの蔓延が騒動となり、デマメディアの収益源になる広告ネットワークの是非が議論となった。日では一部のキュレーションメディアが検索エンジンを不適切な情報で占拠することが注目され、検索エンジンとネットメディアの双方について信頼性に疑問の声が集まった。そして、そうしたメディアのために資金調達を行うようなベンチャーキャピタル、労働力を提供するクラウドソーシング、あるいはそうしたメディアの問題を知りつつ買収して剽窃を続ける上場企業について、是非が問われている。しかし、広告業界をめぐる問題に対するオチは定型化している。「そんな問題のある代理店、

    デジタル広告という中心のない問題
    morobitokozou
    morobitokozou 2016/12/20
    “2016年に一通りのトラブルが発生した以上、広告主も、媒体も、代理店も、誰も、もはや「こんなことは予想できていませんでした」では済まされない”
  • 役に立たないから素晴らしい:『ホワット・イズ・ディス? むずかしいことをシンプルに言ってみた』

    『ホワット・イズ・ディス? むずかしいことをシンプルに言ってみた』というがすばらしいので、ぜひ書店で手に取ってください。 もちろんAmazonでも購入できるし、Kindle版も出ているのだけど、あえて「書店で」と書いたのは、大判の絵をさらに一回り大きくしたようなサイズを、まず体験して欲しいから。私は、このの翻訳が出ると知っていたけど、偶然新宿の紀伊国屋で見つけたときは「こんなサイズだったのか」と当にびっくりした。 『ホワット・イズ・ディス?』は副題のとおり、冷蔵庫、原子力発電所、太陽系などの様々なものを「分かりやすい」言葉で説明したものである。 「分かりやすさ」の追求のため、原文ではたった1000種類の簡単な英単語で、日語版では同レベルの表現を小学生までの漢字で、説明されている。著者はウェブコミックxkcdの著者として知られるランドール・マンロー。このでも得意のイラストとサイエ

    役に立たないから素晴らしい:『ホワット・イズ・ディス? むずかしいことをシンプルに言ってみた』
  • メディア日本むかしばなし

    あるところに人気のブログがあったが、実際は巷の人気記事を紹介しているだけであった。人々は言った。「自分でネタを作らないなんてみっともない。テキストサイトの時代はみんな自分でネタを作ったものだった」 しばらくして別のブログが人気になったが、実際は海外の人気記事を翻訳しているだけであった。人々は言った。「人気記事を翻訳をするだけなんて手軽なものだ。昔のブログは自分でおもしろ記事を発掘したものだった」 しばらくして、とあるメディアがPVを集めるようになったが、実際は海外の人気記事を切り刻んで紹介しているだけだった。人々は言った。「元記事があるのに編集するなんてひどい。昔は海外記事はちゃんと翻訳したものだった」 しばらくして別のメディアがPVを集めるようになったが、実際は海外の記事を無断で翻訳して編集するだけだった。人々は言った。「元ネタがあるのに自分たちの記事みたいにするのはいかがなものか。昔は

    メディア日本むかしばなし
  • Facebookを退職しました

    転職するたびにブログ記事を書く必要はないと思いつつ、入社エントリがあったのだから退社エントリもないとダメだろうという自分の中の律儀さに応えるために、なんらか書いてみます。 Facebookには4年前、2012年4月16日に入社しました。Ad Operationという役職でしたが、研修中にMedia Solutionsへチーム名が変わりました。2013年12月にはClient Solutionsに再度変更。「名前が変わってもやることは変わらない」というのはよくある話ですが、実際には会社がすさまじい勢いで大きくなる中で、名前より早くやることが変わっていく状態でした。2014年9月にはそのままClient Solutionsチームのマネージャーになりました。 2015年6月にMarketing Scienceというチームに移籍、Instagramの担当となりました。2016年からはInstagr

    Facebookを退職しました
  • 閉じたインターネットについての短い歴史

    yomoyomoさんの「もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて」、面白かったですね。90年代からインターネットを利用している人であれば、最近はインターネットも変わってしまったな、と感じることがあるはずで、その是非については、文中にもあるように様々な議論がなされてきました。 あの頃のインターネットが大好きで、いまインターネット研究者をしている身としては、今日に至る変化を複雑に受け止めていますが、一方でなぜこうなったのか考えてみるのはなかなか面白いのではないでしょうか。 私は常々「インターネット三国志」のようなものを書けたら面白いかもと思っていたので、この機会にざっくり、やや妄想的になぜインターネットが変化したのか、考えてみます。 iPhoneがインターネットを再構築した まず、yomoyomoさんのコラムでは言及されていませんでしたが、「今日のインターネット」(閉じたインターネット、不

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  • 自己啓発本はおじさんの自己正当化装置である | 辺境社会研究室

    屋に行くと自己啓発ばかりで々とする。著者であるオッサンたちの主張は多岐に渡るが、最終的には「俺達オッサンの言うことを聞け」に帰結する。「オッサンの言うことは聞くな!」というを書きたい。オッサンたちが当に正しければ、失なわれた二十年なんてなかったわけで! August 18, 2016Twitterで拡散されたらブログに書くというフローなのですが。 私は小説を読むのが好きなので、よく屋に行くのだけど、文芸の棚はどんどん小さくなっている。かわりに棚に並ぶのが、自己啓発の類である。ニーズがあるから売っているのだろうし、なくなれ! とは言わないけど、ちょっと多すぎないか、どういう人が買っているのだろう、と思う。小さい屋は特に旬の自己啓発ばかりだったりして、街の屋に貢献したいと思いつつも、これならAmazonで買ったほうが余計なを目にしないで済むなと感じてしまう。 特に最近は

    自己啓発本はおじさんの自己正当化装置である | 辺境社会研究室
  • なぜインスタで検索するのか

    グーグル検索は文字ばかりで疲れる。行きたいお店は「インスタ検索」してスクショをLINEする。女子大生に聞いた、お店探しにグーグルをつかわない理由。」 これ、すごく面白い話題なので周辺研究者として言いたいことはたくさんあるんですけど、一つはっきりさせたいのはグーグル検索とインスタ検索って当然のことながら全然違うもので、それは若者もちゃんと理解しています。 なので、グーグル検索はもう古いとか、今時の若者は画像でしか理解できないとか、そういう言い方はちょっと的外れかなと。なんで私がグーグルの擁護をしてるのか分からないですけど。 たとえば「山昌がノーヒットノーランをしたのって二十世紀だっけ?」と思ったら、それは若者でも年寄でも、まあグーグル検索だったりヤフー検索を使うだけです。グーグル検索は答のはっきりした問いにすごく強いし、グーグル自身がそこを研ぎ澄ましてきた経緯がある。方程式を入れたらダイ

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  • イギリスの国民投票:気分はもう離脱

    イギリスが国民投票の結果、EUからの離脱を決めた。大方の予想と同じように、私も結局は残留に落ち着くものだと思っていたので驚いた。当然、予想外の結果をどのように捉えるか、様々な分析がはじまっている。 いわく、離脱派が多かったのは、田舎の、白人ばかりの、老人が多い、低収入・低学歴の地域ばかり。都会の、未来ある若者を含めた高学歴の、マルチカルチャーによる残留の声が、多数決で押し切られたと言う。そして今になって離脱派は、まさか当になるとは思わなかったと慌てふためき、Googleでその意味を調べ、もう一度選べるなら残留に投票すると懇願していると言う。 皮肉にも、こうした批評を目にするほど、私は離脱派のことが分かる気がしてきた。残留派によれば、今のイギリスを悩ませる格差問題、貧困問題は他の原因があるというのに、右派はこれを移民問題にすり変え、レイシストたちがEUをスケープゴートにしたと言う。しかし反

    イギリスの国民投票:気分はもう離脱
    morobitokozou
    morobitokozou 2016/06/27
    “互いの間違いを指摘する声ばかりが大きくなり、EUであることの価値がほとんど語られなかった”
  • 若者の深刻な犯罪離れ

    February 25, 2016確かに。というわけで元データを当たってみました。警察庁のページにレポート、データとも公開されています。 え、なんかこの10年で刑法犯少年(定義:犯行時・処理時ともに14-19歳)が11万人強から4万人弱まで、1/3くらいになってますけど。人数という意味では大半を占める窃盗犯が順調に減っているのが大きいですが、ジャンルを問わずだいたいまんべんなく減っていて、凶悪犯も半減してます。さすがに10年で若者人口が半減したわけではないでしょう。 赤い折れ線グラフは1000人あたり人口比なので、10年前は1000人あたり15人くらいの刑法犯だったのが、平成27年(2015年)には5.5人になっています。犯罪者の割合が1/3くらいになってるわけです。 分かりづらいのでグラフにしてみましょう。 見えませんね。いずれにせよ刑法犯というのは超マイノリティなわけです、幸いなことに

    若者の深刻な犯罪離れ
  • アップルの危機

    アップルが危機に瀕している。同社は現地21日に発表した4-6月(第3四半期)決算で、売上が前年同期比33%増の496億ドルに留まることを明らかにした。あわせて、7-9月(第4四半期)の売上が市場予想並みの490億ドルから510億ドルになるという見通しを示したことから、同社株は131ドル前後から一時122ドルまで急落、2013年1月以来の大幅安となった。 株価は23日終値が125ドル。今年2月に記録した最高値の133ドルからは5%以上の下落となり、現在の時価総額は7200億ドル程度に留まる。これは時価総額ランキングで二位、三位につけるグーグル(4400億ドル)とマイクロソフト(3700億ドル)を足し合わせたものより1割以上も小さく、四位に位置するバークシャー・ハサウェイ(3500億ドル)の倍をわずかに上回る程度である。 昨年末に新モデルが発売されたiPhoneは、4-6月の販売台数を同35%

    アップルの危機
  • 広告業界におけるホームラン問題

    先日、松尾豊先生の「人工知能は人間を超えるか」を読んでいたら、人工知能の高度化によりなくなる仕事の例として、広告業界が挙げられていた。私の働く業界である。 人工知能がいつ私の仕事を奪うかはさておき、広告業界がこの十年ほど、デジタル分野の拡大により大きな変化を迎えていることは間違いないだろう。テレビや雑誌からインターネット、モバイルへ、というデジタルシフトは、言い換えればデータシフトである。実際にGoogleやFacebookの広告を試してみると、設定項目は多岐に渡り、また広告配信後に得られるレポートが大量の数字で溢れていることに気付くだろう。それはテレビや雑誌の広告とは全く異なる性質のものである。 かつて、広告を作るということは、素材を作り、配信チャネルを選ぶことであった。起用タレント、デザイン、キャッチコピーなどにより素材が決まる。チャネルのほうは、テレビであればどの局でどれだけのボリュ

    広告業界におけるホームラン問題