東京都議選で自民党が大敗し、官邸主導のもとで政策立案に汗をかいてきた霞が関の官僚たちにも動揺が広がった。「このまま政策を進められるのか」「自民党内で選挙を意識した動きが強まるのではないか」。政治の風に敏感な官僚たちの姿を追った。内閣府経済財政諮問会議などを担当する内閣府のある官僚はこう分析した。「アベノミクスがついに国民から飽きられた」。菅義偉官房長官は3日の記者会見で「引き続き経済最優先の
安倍首相・内閣の言動がはちゃめちゃだとするなら、「どんな風にはちゃめちゃなのか」というより「どうしてはちゃめちゃが成立するのか」の方に興味があるし、「首相は愚かだ」と嘆くよりは「愚かな事態をシステムはどのように許したのか」を知りたい。 今の時点でどう見えているか記録を残しておけば、10年後くらいに読み返して面白いかもしれないと思って。 はちゃめちゃが成立する構造 はちゃめちゃが安定して存在するには、「はちゃめちゃを許容する構造」と「はちゃめちゃを用意する構造」の両方が必要になる。 おふとん(=眠気を許容する構造)と眠い人(=眠気を用意する構造)の両方がそろって安定した睡眠が成立するみたいな感じ。おふとんだけあっても全く眠くなければ睡眠は発生しないし、眠い人がいてもおふとんが無ければぐっすり眠れず目が覚めてしまう。 それから眠くなかったのにおふとんに入ったら眠くなってしまうといった、「許容す
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