3月30日、消費税増税法案が閣議決定され、国会に提出された。いよいよ国会に舞台が移る。小沢グループの一部から政府や党の役職を辞めた人も20人程度でた。木内孝胤(きうちたかたね)衆議院議員(東京9区)のように離党を公言している人もいるので、これに続く離党者もでてくるだろう。口で離党したいといっている人は少なくとも二ケタはいる。 消費税増税法案の国会審議は、国会日程から5月の連休明けになる公算が高い。消費税増税の成立には野党の協力、特に野党第一党の自民党が必要だ。民主党はどこまで自民党の意向を飲むかというのが、消費税増税法案の成否になる。もちろん、民主党内にも反増税はいるし、自民党内にもいる。以下では、それぞれを「野田民主」、「反増税民主」、「谷垣自民」、「反増税自民」としよう。 私は、これまで本コラムでは「すべき論」を書いてきたが、今回は望ましいと思っていないことが起こりうるという「だろう論
財務官僚が日本を動かしている――それは都市伝説なのか。彼らの前には、予算チェックを担う政治家もいれば、「権力を監視する」マスコミや「ご意見番」審議会の存在もある。財務官僚たちは、彼らとどう向き合い、どう「操縦」しているのか。元財務官僚で安倍政権の内閣参事官も務めた、政策工房会長、高橋洋一さん(54)に聞いた。 マスコミは「紙」食ってるヤギに等しい――マスコミ関係者と接していた経験から、彼らをどう見ていますか。 高橋 審議会に入り手なずけられる「ポチ」もいますね。「マスゴミ」なんて言葉もありますが、「紙」を食ってるヤギのような存在です。彼らは記事を書くために、すぐ役人に「紙」「ブツ」を求めます。概要や要点を書いた資料のことですね。すると彼らはそれをそのまま記事にします。それがないと不安で記事が書けないようです。バックグラウンドを理解しようとしません。出発点になっている法律を読み込む力もな
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