先日書いた、【今週のお題】「2010夏の課題図書」に一冊追加します。先の記事では1914年と1945年の8月を取り扱った本をチョイスしました。 【今週のお題】「2010夏の課題図書」〜タイトルに「8月」を含む2冊〜 - そっと×× 今回追加する本は、1941年8月の「敗戦」を描いた一冊。 ■猪瀬直樹『昭和16年夏の敗戦』(中公文庫)〜なぜ昭和20年(1945年)ではなく、昭和16年(1941年)なのか〜 この本は、1983年に『昭和16年夏の敗戦―総力戦研究所“模擬内閣”の日米戦必敗の予測』として刊行。文春文庫で文庫化もされますが絶版。後に小学館の『日本の近代 猪瀬直樹著作集』に収録されますが、文庫本は今年6月に中公文庫からようやく復刊しました。 inosenaoki 『昭和16年夏の敗戦』が中公文庫で復刊。本日の朝日新聞広告あり。勝間和代さんとの対談を付録(解説)につけた。1983年、僕