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ブックマーク / note.com/yuki_anzai (4)

  • ビジネスを『キングダム』に喩える功罪!? 経営・組織論に根付く「軍事的世界観」とその限界|安斎勇樹

    「戦略と戦術」「レッドオーシャン」「市場支配」……経営やビジネスの現場で当たり前に使われているこうした言葉。 しかし、ふと考えてみると、いずれも戦争のメタファーが用いられていると気がつきます。また起業家やスタートアップ業界では漫画『キングダム』にたとえてビジネスの話をすることが少なくありませんが、それもまた戦争にたとえていると言えるでしょう。 これらの背景には、ビジネスの世界の根底に横たわる「軍事的世界観」というパラダイムの存在があると私は考えています。そして、20世紀から続くこの軍事的世界観こそが、21世紀の企業や経営者に必要な変革を妨げているように思えるのです。 そこで記事では、ビジネスにおいて「軍事的世界観」が用いられるようになった経緯に立ち戻りつつ、その限界と、これから引き起こすべきパラダイムシフトについて考えます。 なぜ、安斎は『キングダム』のメタファーを避けているのか今回、「

    ビジネスを『キングダム』に喩える功罪!? 経営・組織論に根付く「軍事的世界観」とその限界|安斎勇樹
  • 企業リーダーと事業リーダーは何が違うのか?経営人材への「覚醒条件」を考える|安斎勇樹

    「次世代の経営層をいかにして育てるか?」 これは、ある程度の規模の企業なら、どこかで必ずぶち当たる難題です。 実際、MIMIGURIでも最近、経営人材育成に関する企業からのご相談が増えています。 もちろん「外部から採用する」という選択肢はあります。しかし、経営層になれるようなエグゼクティブ人材はそもそも市場に少なく、見つかったとしても報酬が非常に高額で、さらにカルチャーフィットする人材となるとほとんど見つからないのが一般的です。 だからこそ、多くの企業が「どうやって社内の人材を経営幹部に育てあげるか」に頭を悩ませるわけです。 企業の内部で経営層を育てる場合、実績を出している事業責任者や部門長から抜擢しようとするケースがほとんどだと思います。 ところがこれが、なかなかうまくいかない。 なぜなら、事業責任者や部門長などの「事業リーダー」が経営を担う「企業リーダー」へと進化するには、培ってきた視

    企業リーダーと事業リーダーは何が違うのか?経営人材への「覚醒条件」を考える|安斎勇樹
  • 学習は「知識やスキルの獲得」だけではない。学習論研究からひもとく、多様な「学習観」|安斎勇樹

    先日、岸田首相の「育休中のリスキリング」という発言が大きな波紋を呼びましたが、政府は個人の「学び直し」支援に5年間で1兆円もの予算を投じる方針を発表し、「学習」に対する世間の注目も高まってきているように思います。 学習論の研究者としてこのこと自体は喜ばしいなと感じる一方で、「学び」と言うとスキルや知識の習得のことばかりが語られがちな点が気になっています。 私が専門としてきた学習論においては、「学習」は単なる知識やスキルの獲得のみならず、もっと広く捉えて議論がなされてきました。しかし、「どうやって学習を支援するか」というHOWを考える前に必要な、「学習とは何か」という議論が、全然足りていないように思えるのです。 何をもって「学び」とするかは、時代とともにアップデートされ続けてきています。「学習とは何か」を深く、ラディカルに考えることは、学習において最も重要といっても過言ではありません。 とい

    学習は「知識やスキルの獲得」だけではない。学習論研究からひもとく、多様な「学習観」|安斎勇樹
  • 組織開発(Organization Development)と組織デザイン(Organizational Design)の違い|安斎勇樹

    ミミクリデザインでは、組織変革のためのプロジェクトデザイン論やファシリテーション論に研究のスコープを拡げ、改めて組織関連の理論や研究事例のレビュー、新たなアプローチでのソリューション開発を進めています。 安斎自身の学会活動も、これまで学習科学や教育工学、デザイン学会などが主でしたが、今年から「組織学会」や「経営行動科学会」などにも参加しています。先月は組織学会の年次大会で、ガーゲン夫の講演も聞いてきました。(夫婦で対話形式なのかと思ったらターン制の独演でした笑) ミミクリデザインが運営するオンラインコミュニティ「WORKSHOP DESIGN ACADEMIA(WDA)」でも、ここ最近は積極的に組織関連のコンテンツを発信しています。 「組織開発」と「組織デザイン」の違い今月の動画コンテンツでは、DONGURIのCEOであり、ミミクリデザインの組織マネージャーでもあるミナベトモミさんと共に

    組織開発(Organization Development)と組織デザイン(Organizational Design)の違い|安斎勇樹
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