【ニューヨーク=杉藤貴浩】国連のグテレス事務総長は22日、ロシアによるウクライナ侵攻から1カ月となるのを前に「戦争を続けることは道徳的に容認できない。不条理な戦争を終わらせる時だ」とあらためて停戦を訴えた。米ニューヨークの国連本部で記者団の取材に応じた。 グテレス氏は、ロシア軍が病院や学校、避難所などを砲撃していると指摘。「すべてが激化している。ウクライナの人々は生き地獄に耐えている」と述べた。侵攻開始以来、ウクライナでは約1000万人が避難民となっている。 ロシア軍に包囲されるウクライナ南東部マリウポリについては「陥落したとしても、ウクライナのすべての都市や通り、家々を征服することはできない」と強調。「この戦争に勝者はなく敗者だけであることに誰もが気付く前に、何人のウクライナ人とロシア人が殺されるのか」と嘆いた。
ロシアのプーチン大統領(右)と話すドボルコビッチ副首相(当時)=2012年10月、モスクワ郊外(AFP時事) ロシアでウクライナ侵攻に反対する国民を「裏切り者」と決め付け、糾弾する動きが強まっている。 【写真】モスクワで、警官に拘束される反戦デモ参加者 プーチン大統領は16日の政府会議で「ロシア国民は真の愛国者と裏切り者を見分けることができ、たまたま口に入ってきた虫のように簡単に(裏切り者を)吐き出すことができる」と発言。国民への抑圧が一層強まり、ロシアの前身のソ連のような全体主義体制への回帰が加速するとの懸念が広がる。 プーチン氏は、裏切り者の排除は「社会の自浄作用」であり「われわれの連帯と結束、あらゆる挑戦に立ち向かう覚悟を強化する」と強調。スパイを意味する「第五列」という言葉も使い、「欧米はわれわれの社会を分裂させ、ロシアの市民対立を誘発し、第五列を用いて目的を達成しようとしている」
2020年東京五輪をめぐる不正疑惑に関連し、仏司法当局が捜査を開始したと報じられた日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長の長男で、作家の竹田恒泰氏が11日、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が主宰するインターネット番組「言論テレビ」に出演した。恒泰氏は日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告が逮捕された事件の報復とみる声があることを踏まえ、「(報復のようなことは)民度が低い国がやることだと思っていた。父をゴーン氏と同じように見られるのはたまったもんじゃない」と不満をぶちまけた。 報道によると、仏当局は恒和氏が五輪招致に向けて賄賂を支払うことを認めた疑いがあるとみている。ただ、恒和氏は疑惑を全面的に否定している。 恒泰氏は番組で「本当に父がお金を渡すように指示したのであればあってはならないことだが、『何か怪しい』とか、それくらいで国境をまたいで容疑者だとか言われたらたまらない」と恒和氏を擁護
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