高橋さんは同高野球部OBで、1974年夏に「4番・投手」として同高を初の甲子園に導いた。同校野球部は79年にも2度目の夏の甲子園出場を果たしたが、その後は低迷が続いており、立て直しを図るためにプロ野球のダイエー、ロッテ、オリックスでも指導歴がある高橋さんに白羽の矢を立てた。
前理事長による脱税事件など不祥事が相次いだ日本大学で、大学運営の中心となる新しい理事長に、作家の林真理子さんが就任することが、正式に決まった。きょう午後、行われていた理事会で、承認された。また、22人で構成される理事会の中で、女性理事が9人就任することも、合わせて決定した(9人の中には林真理子さんも含む)。 午後5時から記者会見に臨んだ林・新理事長は「卒業生の1人として、この出来事には心を痛め、やむにやまれぬ思いで大役を引き受けた。改革は私たちだけではできない。日大を見守ってください」などと意気込みを語った。 新たに就任した女性理事は、林真理子・新理事長の他に、日本大学豊山女子高等学校の柳澤一恵 校長、日大・危機管理学部の永沼淳子教授、文部科学省中央教育審議会委員の熊平美香さん、昭和大学副理事長の上條由美さん、元衆議院法制局参事で弁護士の伊藤ゆみ子さんなど。 林・新理事長は、先月、取材に対
著名な製作者の楽器など、約1200点の楽器が展示されている大阪音楽大学の楽器資料館=大阪府豊中市で2022年6月2日、川平愛撮影 大阪音楽大(大阪府豊中市)が貴重な収蔵楽器を手放すらしい――。大学教員が5月中旬、短文投稿サイト・ツイッターでこうした趣旨の発信をしたところ、本人の予想を上回る反響があった。その多くが、希少な収蔵品の散逸を危惧する内容。国内最大規模の「楽器の博物館」として学外にも開放されてきた音大楽器資料館は、教室確保のため縮小が検討されているという。取材すると、私立単科大ゆえの苦悩が見えてきた。 発信者は、音大非常勤講師も務める増田聡・大阪公立大学教授(音楽学)。音大関係者から「楽器資料館が廃止されるかもしれない」と聞いたのがきっかけだったという。「学内で広く議論されないまま資料館の廃止や縮小が検討されているなら問題だと思った」と増田教授。
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- Section BGN -->\n<div class=\"Section jukentokushu_naka6_list pc\">\n<div class=\"Title\">\n<h2><a href=\"https://www.asahi.com/edu/exam/\">受験ニュース</a></h2>\n<ul class=\"SubLink\" style=\"float:right;font-size:.8rem;\">\n<li class=\"Fst\"><a href=\"https://www.asahi.com/edu/kyotsu-exam/\">大学入学共通テストへ</a
サッカー部コーチによる暴行事件が発覚し、記者会見で頭を下げる秀岳館高サッカー部の段原一詞監督(左手前)ら 秀岳館高校サッカー部の暴力事件は、コーチの暴力問題に端を発し、監督の不可解な対応や弁明をめぐって波紋を呼んでいる。 【小林信也/作家・スポーツライター】 野球を見る目は必要ない 部員たちが自発的に撮影したとされていた「謝罪動画」が、実は監督の指導の下で撮影・編集されていた。当初は「関与していない」と明言しながら指摘を受けて後に関与を認めるなど、二転三転する監督の無責任な姿勢や言い訳が世間の憤りを煽っている。一体、誰のための問題解決なのか。監督の弁明が右往左往する一方で、監督が「自分自身の立場を守ることに懸命だ」という姿勢だけは一貫して浮かび上がる。生徒を矢面に立てて責任逃れを図ったとしか思えない監督の対応は残念ながら弁護のしようがない。 だが、なぜこのような事件が起こるのか? 校長補佐
サッカー部コーチによる暴行事件が発覚した、熊本県八代市の私立秀岳館高校。同校を運営する学校法人八商学園の理事長も務める中川靜也校長(91)が、「 週刊文春 」の取材に応じ、監督を事実上、“更迭”していることを明かした。 【画像】同校のサイトには、女子生徒と手を握り合う校長の写真が… 200名以上の部員を擁する強豪、秀岳館高校サッカー部の事件が発覚したのは4月20日。30代のコーチが3年生の男子部員を殴り、蹴る動画がSNSで拡散されたのだ。だが2日後、部員の“顔出し謝罪動画”がアップされ、暴行を受けた部員らが「部内の暴力は日常茶飯事」という報道を否定。20年以上、部を率いる段原一詞監督(49)はテレビで「謝罪動画は部員が自発的に撮り、関与していない」と釈明したが……。 「後に流出した部内会議の音声では『被害者は俺』と発言。謝罪動画も監督の指示のもと撮影されたことが判明したのです」(地元記者)
在校生7万人、卒業生120万人という日本最大のマンモス校・日本大学。2021年に脱税や背任容疑で大学トップと側近理事が逮捕されるという前代未聞の不祥事を経て、組織の再編・再生へと歩み始めている。その最中、長く大学に巣くった“病巣”とされ、不祥事のど真ん中にいた田中英寿前理事長(75)が、ジャーナリスト・時任兼作氏の取材に応じた。四面楚歌の元大学トップは、いま何を語るのか。 【写真3枚】一斉に頭を下げる、日大関係者ら。多くの学生からも疑問の声が上がっている 【日大事件の概要】 日大医学部附属板橋病院の建て替え工事を巡り、大学から約4億2000万円を流出させたとして、2021年10月、東京地検特捜部は医療法人「錦秀会」前理事長の籔本雅巳氏(61)と日大元理事の井ノ口忠男氏(64)を背任容疑で逮捕、起訴した。同年11月、籔本氏らから受け取った計1億2000万円を税務申告せず、約5300万円を脱税
令和4年度東京大学学部入学式 祝辞 多くの困難を乗り越えて、この度の東京大学へのご入学、誠におめでとうございます。 この約2年の間、コロナという未知のウイルスによって皆さんの日常が昨日までとは全く違う現実を余儀なくされることになりました。そんな中で今日という日を迎えられましたこと、大変悦ばしい時間を今、この瞬間、噛み締めておられるのではないでしょうか? 今日は、手放しでその喜びを全身に受けて、お過ごしください。 さて、そうはいっても、明日からの日々は、その喜ばしさに胡座(あぐら)をかいているわけにはいきません。かつてカンヌで、その年世界で一番これからを期待される新人に贈られる賞を受賞した時、フランス人の担当者が私に同じようなことを言ってくれました。今日はこのトロフィーを掲げて、大いに喜んでいればいい。けれども明日からはまた0から出発する。賞の上に胡座をかいていては、それ以上の成長はないのだ
校則でポニーテールが禁止されているのはなぜだろう-。鹿児島市の高校に通う女子生徒(16)は中学時代、担任の女性教員に尋ねた。「男子がうなじに興奮するから」との答え。「男子にも女子にも失礼。本当にそうなら最初にこの校則を定めた人の感覚がおかしい」と違和感を口にする。 【写真】【関連】靴下の色「灰色も認めて」 白以外禁止の校則 生徒の検討委、半年かけ見直し案 先生たちの反応は 鹿児島市の中学校 校則では男子だけ長髪も禁止されていた。「男女平等であるべきだし、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの人が暮らしにくい」。女子生徒は生徒会で校則見直しを提案した。LGBTQなど性的少数者らの集まりで当事者の思いを聞き、教員も交えて話し合いを重ねたが、実現しなかった。「先生に『ここは鹿児島だから』と言い訳されショックだった。校則が正しいとは限らず、生徒自らが考えるべきなのに」。今も納得できないでいる。
栗原卯田子さん/1976年、都立高校の数学科教員に採用後、都立水元高校、都立小石川中等教育学校、成城中学校・高等学校の校長を歴任 2004年、教育困難校だった都立水元高校に校長として着任し、3年間で中退率を激減させた栗原卯田子先生。その後、中高一貫校になったばかりの都立小石川中等教育学校、そして私立の伝統校である成城中学校・高等学校の校長を歴任。学校は違っても、生徒をよく観察し、生徒の意見に耳を傾けながら自分の考えをはっきりと述べる”卯田子流”で、数々の難題と向き合ってきた。2021年に退職し教師という重責から離れたが、栗原先生はやはり「先生」と呼ぶのが一番ふさわしい。4回に分けてお届けする集中連載、初回は「水元高校編」。 【写真】「あんな学校なくなったほうがいい」と言っていた地元商店街も、生徒との交流で見る目が変わった * * * 校長として勤めた17年間、栗原先生は毎朝校門に立って
サッカー強豪校の静岡県立藤枝東高校(藤枝市)が、「保護者の県内在住」を入学条件とする県教委の規定に反し、少なくとも14年以上、県外生徒をサッカー部員として受け入れていることが分かった。出願時に転居の意思を示す書類を受理しながら、実際は転居しないことを黙認していた。県外からの部員は学校近くの実質的な寮で生活するが、学校側は管理していない。県教委は事態を問題視し、他校でも同様の事例がないか実態解明に乗り出す。(塚田真裕) 本紙に規定違反を巡る情報提供があった。県教委によると、県内の高校を県外から受験できるのは、保護者と一緒に転居する場合と、隣接県の自宅からの通学(静岡県内の高校の方が近い場合)と、少なくとも2008年度以降の実施要領で規定。水産科がない他県から焼津水産高へ、過疎化対策による川根高校への入学も認められている。
雲1つない青空だった。 昨年12月29日、埼玉・熊谷。時刻は午後4時を回っていた。帰宅を促すアナウンス。スタンドは閑散としてきた。そこにポツリと立ち尽くす女性。誰もいないピッチを見つめていた。 目からこぼれる滴。そっと差し込む夕日が、ぬれた頬を優しく包み込んだ。顔をクシャクシャにして、言葉を紡いだ。 「ここに連れてきてくれた寮生たちとチームの皆さんに感謝です」 赤いTシャツの下に着込んだ厚手の衣類。全摘出手術を受けた左胸を温かく覆っていた。ニット帽からはみ出た髪の毛は、ウィッグだった。 ★普通の主婦が立ち上がる 物語は、何年も前にさかのぼる。これは、秋田に住む赤坂郁子さん(40)と、その家族の話。夫二郎さん(40)は柔道整復師であり、介護福祉士でもあり、秋田市内の「てらうち整骨院」を営む院長。2人は、4人の子宝に恵まれた。 大家族のママは家事、育児の傍ら、整骨院をサポートする日々。患者と対
日本大学の元理事らが逮捕・起訴された背任事件。取材を通じて見えてきたのは、日大トップの田中英寿理事長が支配する組織の「異様さ」と、「独裁」とも言える体制の弊害だった。取材の裏側を含めて、その実態を報告する。 ■“用心棒”が理事長の撮影阻止 突如、VIPルームに入院 約7万人の学生数を誇る国内最大級の私立大、日本大学。16学部87学科の大学と19研究科の大学院に加え、学校法人として計17の附属小中高、4つの系列病院などを持ち、年間の予算規模は約2600億円に上る巨大組織だ。 そのトップに13年間君臨する“日大のドン”、田中英寿理事長(74)の東京都内の自宅に、東京地検特捜部が家宅捜索に入ったのは9月8日だった。理事長から公の説明は一切なく、翌日から連日、自宅に多くの報道陣が詰めかけた。 しかし、理事長が自宅を出入りする際には、“用心棒”の男たちが報道陣の前に立ちふさがった。ワイシャツやスーツ
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