キリンビールは、唯一のウイスキー製造拠点である富士御殿場蒸留所(静岡県御殿場市)の生産設備を増強する。様々なモルトウイスキーの原酒を製造するための小型発酵タンク、蒸留器をそれぞれ4基導入する。熟成庫の刷新と大型化を進め、保管能力を2割増強。投資額は約80億円。2021年6月の稼働を予定する。同社が蒸留所を増強するのは1973年に完成して以来初めて。ハイボール
キリンビールは、唯一のウイスキー製造拠点である富士御殿場蒸留所(静岡県御殿場市)の生産設備を増強する。様々なモルトウイスキーの原酒を製造するための小型発酵タンク、蒸留器をそれぞれ4基導入する。熟成庫の刷新と大型化を進め、保管能力を2割増強。投資額は約80億円。2021年6月の稼働を予定する。同社が蒸留所を増強するのは1973年に完成して以来初めて。ハイボール
12月1日の就職活動解禁日に、ニコニコ生放送などを運営するドワンゴ(グループ)が、新卒の入社試験に受験料を課すとしたことが話題となり、(ほぼ同内容を提案していた)私の一年前のエントリもあらためて注目を集めました。 → ドワンゴ採用ページ 受験料の 2525円は「ニコニコ円」ってことですね。 → 昨年のあたしの提案=「就活市場を一発で適正化できるミラクル解決法」 今回のドワンゴの新方針にはもちろん賛成だし、その結果を踏まえて、来年からは追随する企業が少しでも増えたらいいなと思います。 ★★★ 私の感覚では、こういう「受験料をとって、応募者を本気の人だけに絞るべき企業」=「現時点で、あまりにも多くの”憧れだけ応募者”、“とりあえず応募者”を集めてしまっている企業」は、ざっくり 1000社以内です。 (参考数字:東証上場&新興市場での株式公開企業数は約 3400社) この1000社の中には、P&
「ユニバーサルサービス」という言葉をご存知でしょうか。とある分野ではあたかも常識のように頻繁に使われますが、そんなの聞いたことがないという人も多いはず。 これは、「すべての人に均一の条件でサービスを提供する」という概念で、水道や電気、郵便や通信など、公共インフラ分野で使われる言葉です。 民間企業がサービスを提供する場合、人口密集地である都市部からビジネスをスタートさせますよね。たとえばコンビニだって、都市部には何店舗も出店するけど、人口の少ない地域だと、駅前にさえありません。 一方、郵便局は日本中どこにでもあるし、水道や電気もどこでも使用できます。しかも、その値段はほぼ全国均一です。 本来は過疎地のポストに集荷に行くのは、都会の郵便集荷に比べ何倍もコストがかかります。なのに、日本中どこでも封書は一律80円、はがきは50円であり、集荷サイクルにも極端な違いはありません。 当然、その部分の赤字
最近は日本のみならず世界中が、高失業率やら経済停滞やら財政破綻やらに苦しんでいて、これって今までみたいな「日本だけが経済停滞」なのと、どっちがいいんだか悪いんだか、微妙なところですね。 で、日本に関して言えば“相変わらず停滞&後退”なわけですが、そのせいか最近、社会で話題になるトピックはどれもこれも「底辺が大変なことになってる。どうにかしなくては!」系の話ばっかりだなーと思います。 人間社会というのは、何を基準にとっても大抵、こういうふうに(↓)分布します。ごく一部、すごい人(ピンク)がいて、大半の人は50歩100歩で(水色)、その下に「かなり大変」な人達(ブルー)がいる。 100メートルを走らせてみれば、イチローみたいな人がごく少数いて、大半の人は普通に走れて、でも一定数の人は(ちきりんみたいに)「スキップじゃないのよ?、駆けっこなのよ?」(@小学校)と確認されたりするレベルです。 手先
読者の方の中には、来週から新社会人になるという人もいますよね。 なので今日は、それらの方々への「贈る言葉」を書いてみます。 自分が社会人になったばかりの時のことを思い出し、その頃、何を言われてたらよかったかな、と考えながら。 1.自立しよう! まずはコレに尽きます。いろんな意味で早めに自立しましょう。 日本では法的には 20歳で大人になるけれど、この時期は当時の私もそうだったように、大半の人が親に食べさせてもらっていると思います。働き始めたら、まずは経済的に自立しましょう。 まだまだ先のコトに思えるかもしれないけれど、あなたもそのうち、自分の子供を養い、さらに自分の親を養わないといけない時がやってきます。 加えて社会にだって、なんらか返していきたいと思っているはず。その第一歩が、まずは自分で食べていく、ということです。 仕事の上でも、できるだけ早く自立しましょう。 上司がいなくても、先輩が
セブ島のビーチで読んだ『世界で勝負する仕事術』〜最先端ITに挑むエンジニアの激走記〜がおもしろかった。 著者の竹内健氏は、1967年生まれ、東大工学部から「誰もやっていないことをやりたい」と研究者を目指して修士課程に進学。 「企業への就職など考えてもいなかった」のに、東芝の企業訪問に誘われ、ちょっと行ってみたら舛岡富士雄氏の熱いトークに感激し、一転、就職することを決めます。 しかし「入社したら話が全然違った!」、理想と現実はかけ離れており、入社後は延々と誰でもできる単純作業をやらされるはめに・・。 ・・超ありがちな話ですね。 少々優秀でも、学生なんて社会人の熱い言葉にはコロッとだまされるし感動するし、志高く入社してみたらすべてが嘘ばっかりだし。今でも竹内氏と同じ思いをしている学生さんは、毎年 3000人くらい、いそうです。 その後、氏は「執念で雑用からはい上がる」と決め、「突然の研究所閉鎖
衆議院も参議院も、長らく「一票の格差」が放置されたまま、全く改善が成されません。 既に最高裁で「違憲=憲法違反」状態だと指摘されているのに、政府も国会議員も「最高裁なんてみんな腰抜けだから、違憲判決は出せても“選挙無効”の判決はだせない。だからあんまり急ぐ必要もない」とでも思っているかのようです。 実際、裁判官なんて“超安定LOVER”(またの名を“事なかれ主義”)の人ばかりなので、どんだけ政治家に甘くみられても、選挙無効の判決なんて出さないでしょう。 この国の司法は、やらなくてもいい余計なことばっかり口をだし、重要なことは何もやらないって感じがします。 加えて、ネット選挙の議論も全く進みません。 この国の政治家は、「アジアの中でネット選挙が許されてないのは、共産党独裁の中国と日本だけ」みたいになり、アジアの国から「えっ?日本の選挙って、まだ手書きなの?」と驚かれる時代にならない限り、そん
2012年02月06日13:00 カテゴリValue 2.0 「自分のアタマで考えた結果」を愚行呼ばわりする愚言 びっくりです。 優秀な技術者を「一円も価値を生まないセクター」に幽閉する愚行 - Chikirinの日記 ソニーで働く人達は、新卒入社の段階では日本で最も優秀なエンジニアの卵だったはずです。その人達が一生懸命働いて8年間、一円の価値も生んでいないなんてびっくりです。 「自分のアタマで考えよう」なんて本を出している人が、これほど自分の頭で考えてないことを平然とblogにうpしていることに。 一週間ほど、一家でハワイ島に行ってきた。 まだコナ直行便があって、燃油サーチャージがなかった頃に、ほとんど考えずに買ったタイムシェアをはじめて体験するために。今頃になってそうしたのは、やっと娘達のスケジュールが合ったから。いくら親が自営業でも、学校通いの娘達はそうおいそれと休めない。いや、親の
普通自動車はどんどん売れなくなっているのに、軽自動車の販売台数は(車離れが言われる今でも)伸び続けています。 そんなものなのか、と思って調べてみたら、とんだでたらめだった。 1970 123万4737 1971 104万3673 1972 98万9638 1973 90万2913 1974 69万2552 1975 56万5581 1976 67万0940 1977 67万4358 1978 75万6715 1979 88万8531 1980 106万1233 1981 125万5915 1982 137万9641 1983 141万9788 1984 148万9934 1985 155万1179 1986 163万2035 1987 168万4605 1988 177万1879 1989 160万6387 1990 190万2721 1991
今回のユーロ危機でちきりんが再確認したのが、「通貨制度」というのはそもそも虚構のシステムだという伝統的な事実です。 その昔、小石を丸く削って通貨として使い始めた頃から今まで、通貨そのものには本質的な価値はありません。当時の通貨である丸い石も人々の空腹を満たしてはくれなかったし、現在の「通帳に印字された数字」「お札という紙に印字された模様」にも、なんの本質的な価値もありません。 通貨制度というのは、お札にしろコインにしろ、国家の権威が「これは価値があるものだ。みんな、そう信じるように!」と宣言し、一般人全員がそれを信じることによって成り立っている虚構のシステムです。 金貨や銀貨が使われていた時代や、金兌換制度の下ではもうすこし実質的な意味があったのか?というと、それも微妙なところです。金だって取引所や政府の独占管理などの制度的な裏付けなしに価値が規定されるものではありませんでした。虚構の制度
ちきりんは大きな選挙がある日は夜の予定をいれません。余程のことがないかぎり、家で選挙特番をみるようにしています。昨日も早めの夕食を済ませて20時にテレビのスイッチをNHKに合せました。 そしたら大河ドラマをやっていてびっくりしました。驚いて他のチャンネルを見てみましたが、地上波はどこも選挙報道をやっていません。 国政選挙の場合、NHKはもちろん地上波の大半の局が投票締め切り直後から選挙特番を始めます。なぜ昨日は一切そういうことがなかったのでしょう? テレビ局は「今回の選挙は地方首長選であり、国政選挙ほど重要ではない」と判断したのでしょうか? これは、最もいい方に解釈した場合の理由です。実際には彼らは、「社内規定で、“国政選挙は特番”、“地方選挙は速報&ニュースでカバー”と決まってるんで」的に、なんの判断もせず「今回は地方選だから特番無し」と決めたのでしょう。 その後テレビを諦めてネットを探
「ポジショントークという言葉の意味が知りたければ、経団連会長のインタビューを見ればいい」、それくらい最近の彼らの発言は、自己の利益に誘導的です。 業界利益団体なんだから当たり前とはいえ、昔はここまで露骨じゃなかった。以前はもうちょっと日本全体の利益を考えてたと思うんだよね。 てか、「昔は経団連の利益と日本全体の利益が同じ方向に存在してた」というほうが正しいのかも。 そしてもうひとつの理由は、彼ら(日本を代表する企業)も、いよいよ余裕がなくなってきたってことなんでしょう。 製造業が悪いとは言わないけれど、日本が過度の製造業依存から抜け出す必要性があるってこと、私は何度も書いてきています。 最近の経団連はなにかというとすぐに「工場を海外に移転し、日本から出て行かざるを得ない」と(政治家や国民を)恫喝するけど、狼少年みたいなことばっかり言ってないで、出て行きたければさっさと出て行けよ!って感じで
この本、第一章で堺屋太一さんが「日本の現状をどうみるか」と、「今、日本に必要な改革とは何か」について書いていらっしゃいます。ちきりんはこの章を読んですぐに本を閉じてしまいました。 今の日本の問題とその処方箋があまりにキレイに言葉にされていたので、軽くショックを受けたからです。なんでこういう意見を知識として本から得る前に、自分のアタマで考えられないのか、絶望とまでは言わないけれど、「あああ」と思えてしまいました。 あたしって『自分のアタマで考えよう』って本を出したばかりなんじゃなかったっけ? 体制維新――大阪都 (文春新書) 作者: 橋下 徹,堺屋 太一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/11/01メディア: 新書購入: 8人 クリック: 338回この商品を含むブログ (99件) を見る ちきりんは2年半前にも「3つの偽り」by 堺屋太一氏というエントリで、堺屋氏がもつ社会への洞
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